紫陽花
1

ツキタチヌ ワレタテヌ 

気を使わないように、何もしないように、とカウンセリングで念を押された。
息をしてさえいればいいそうな。精神科医の眼から観ても悪いらしい。
入院話は却下。東京に来てから下がったのは自分でも自覚がある。
毎日、どうやって死のう、飛び降りがいいか、それなら何処にしよう、
いや、いろいろ整理してからでないと、などと熱心に考えている。
ロンドンでも死について考えはしたが、ここまで極限的ではなかった。
朝は無理に起きなくていい、むしろ無理するのは百害あって一利なし、
と云われる。難しい。寝坊と云うものを許容する親ではないのだ。
ぐうたらがお嫌いらしい。すみませぬ、ぐうたらで。不肖の娘で。

半分もうどうにでもなれと云う気持ちでここ数日、動けぬままに
動かずにいる。案の定、そうし始めて以来、母のご機嫌は大いに斜め。
気に食わないが医者に云われたので(家の雰囲気に気を配りすぎて
鬱が悪化しているので、とにかく何もしないでいるようにさせて下さい、
と電話を入れて下さったのだ)仕方なく黙っているという感じ。
居場所がない。かと云って、朝普通に起きて、三度三度食事をして、
せっせと勉強などして、バイトもしたりして、なんて人並みの生活は
今の自分には到底無理と云うもの。こんな私を受け止めて下さるか、
さもなくばお捨てになるか。

ロンドンにいた頃は、鬱と戦うだけだった。這い上がってやる、という気概、
誇りのようなものが僅かながらあった。今や四面楚歌。耳を塞いで蹲りたい。
戦いを放棄してしまいそうだ。弱気の自分に反吐は出るも気力は出ず。

雷が落ちてきてくれはしないだろうか。この身の上に。好きな雷に打たれ
疎ましいこの世界から消える事が出来るなら本望。しかも「自殺」ではない。
親不孝に気が咎める事もない。こんな不肖の娘などいなくなった方が
親孝行ではないかと思ったりもするが、巷では逆縁こそ親不孝の最たるもの
と云われおる由。

或いは、鬱の私なんて家の邪魔者だとはっきり云って頂くのでもいい。
そうとなれば、「逆縁」などと気にせずおさらばしてしまえる。

鬱の暗闇を堪えるのが辛いと云うよりも、こんな自分の存在が嫌であり
申し訳なくもあり居た堪れない。私の前に亡くなった二人。代わりたい。

そもそも、私は本当に鬱病なのか。鬱について書かれた物を読んで、
鬱の知識を得た。そして生来怠け者である私の深層心理が鬱の演技をして
ずる休みを目論んでるだけかも知れない。傍からすれば、上げ膳据え膳で
いいご身分と云うところだろう。鬱ではなく鬱を演じているだけだとすると、
周りの扱いも正当だ。自業自得と承くべし、か。

生を享受している人々が遠く遠く遥か遠くに感じられる。異分子の私。
地球人ではないのかも知れない。慣れぬ惑星にあって適応できずにいる。
異星人だか地球人だか、とにかく「私」なる個体の実存は感じられるが、
何処に如何に存在しているのかよう掴めない。

動けるようになったなら、またカミュを繙こう。何がなし近くに居る。
曰く、"u will never live if u are looking for the meaning of life."


2

wind

あろちゃを探せ!

・・・わかりました?てゆか、わかるに決まってますよね。

閑話休題。あの写真はフィリピンのマニラ郊外にある
スラムで撮られたものです。私の専攻は「開発学」と云って、
発展途上国の問題、特に貧困について扱う分野です。
専門地域はアフリカなのですが、この時はフィリピンについて
研究されている先生に同行して、実地調査(とは名ばかりのもの)
をしてきました。スラムではあるお宅にホームステイを。

今の私は何も出来ません。他人様に偉そうな事を云えた口でも
ありません。ただ、私のこの文を読んで、あの写真を見て、
何か感じて頂けたらちょぴっと罪滅ぼしになるかしら、
なんて独り善がりに書きました。

poverty is not to be suffered in silence by the poor.
nor can it be tolerated by those with the power to change it.
the challenge now is to mobilise action -state by state,
organisation by organisation, indivisual by indivisual.
we can all, each one of us, make a difference to poverty eradication.


大口叩いちゃって。片腹痛いでしょうね、ごめんなさい。


3

diggie diggie

せっせせっせ・・・。掘り掘り・・・。

ほえ?何掘ってるのって?そりは内緒・・・。
ん?墓穴でしょって?ううん、ハズレ。
昨日の囈があまりにも恥ずかしくて
隠れるための穴、掘ってるの。

お墓はまだ、多分まだ、要らないもん。


4

tear tore torn

海を渡って着いた荷物の前で独り躯を震わす。
ダンボールの箱は二月前のあの泪も運んで来た。


7

nightmere

やり逃げされたぁ(ρ_;) 犯人はコイツです


9

はぽねさ 

あろちゃを探せ」、みなさんちゃんとおわかりになったのね。
私、この時、現地の方々に「あんた絶対日本人じゃない。
ほんとはフィリピン人でしょ。色が白いのはうちらと違うけど
それはメスティーソだからでしょ。」などと云われたのよぉ・・・。
だからね、もしかしたらね、「どこにも日本人なんて写っとらんっ」
とか思う人がいるかも、なんて考えたりしてたのでした。ほへへ。



quelle misère

無職穀潰しのあろちゃは電話代及び接続料を
賄えないのでネット自粛期間に突入ヽ(´ー`)ノ



re: 27/5/2000

i might close down this site, i wrote.
ive been pondering upon it and got nowhere.
...oh well, que será, será, huh?


10

其の弐

神楽坂界隈で初対面の方と談話中、
「御国はどちらですか?」と訊かれたあろちゃ。
えらい古風な言い回しね〜と思いつつ
「東京です。」と答えると、その御仁、
「あら、日本人でらしたの?てっきり外国の方かと。」
・・・日本語で会話してたやんけ(-_-;)


11

其の参 

去る四月、成田空港にて。

11時間のフライト疲れと気疲れで飛行機を降りた場所で
ぼ〜っとしていたら見回りに来た空港職員に怪しまれたらしい。
辺りにはもう誰もいなかったしね。で、"can i see your passport?"
む、また日本人じゃないと思われてる・・・。"why not? u surely
authorised, arent u? well, i speak japanese, by the way."

パスポートを差し出しながらそう云ったら 「え、ニホンゴ、おっけい?」
とかわけわからん事ぬかしよった。何人だと思ったんじゃ、ぼけ。
この菊の御紋が目に入らぬか。修行が足りんっ。

ちなみにこの日、機内では外国人用の日本国入国カードを
手渡されたのでした。・・・どうしてそうなるのさ(ρ_;)


12

mother nature

自然の摂理。絶対。
希死個体の発生。自然の調整。



aint i seeing reason, mum?
if not, please show me the one.



13

it drizzles

「形見分けはしないで下さい。みんなどうぞお幸せに。」
遺書の文面を考えながら目を閉じ心を閉ざして
電車に揺られていた。つと泪が零れそうになった。
何の泪か。わからぬまま袖で拭う。袖はやがて乾いた。


14

ころころころ 

arompty damnedy sat on a wall
arompty empty had a great fall
all the kings horses and all the kings men
couldnt put arompty together again



metamorphosis

アヂサヰ
青白 薄紅 紫 七変化

ワタクシ
ああ うう むむ 七転八倒


15

une amie de cœur

お気に入りのピアスが修理されて戻って来た。
友人と出掛けたパリのAGATHAで一目惚れ。
当時、あちらは在イギリス、こちらは在オランダ。
Charles de Gaulle空港でrendez-vous
彼女の方が早く着いて待っていてくれた。
よく似合った白のハイネック姿が今も目に浮かぶ。
既に鬱を抱えて何もかも虚しく感じていた私だったが、
それでも彼女との旅は愉しかった。

私の住んでいたオランダの片田舎フローニンゲンまで
訪ねてきてくれた事もある。コーチで10時間以上かけて。
その頃は不眠と倦怠感がひどく、せっかく来てくれたのに
ろくに案内も出来なかった。彼女を見送る朝もなかなか
起きられなかった。今でもそれが悔やまれてならない。

ピアスにおかえりを云いながら、今時分せっせと
仕事をしているであろう彼女を想った。



à r en privé

自転車疲れたけど爽快だったね。ゴッホの画の風景の中。
バス逃しちゃってとぼとぼ歩いたけど、それも今となっては
いい思い出よね。そのうちまた一緒にどこか行けるかしら。
私達の旅行っていつも椿事に見舞われるけども。


16

ksanakalpa

サクラヤマトオーに乗ってきました。そう、あのヤマト。ほへほへ・・・。
ヤマトと風を切って駆けている刹那、あろえは生きてました。ありがとう。
ほんとはそのまま馬になって厩舎に居候しようと目論んでたのに、
あろえにはブタ小屋の方がお似合いだってさ。だからまだ人間なの(ρ_;)


17

きょむきょむ ろうそう くうぐわん

死んだら後に混乱を残すかも知れない、自分の都合で逝くのは
身勝手かと思う気持ちより他、今私を引き止めているものはない。
強いて云えば適当な手段が見つからない事くらいだ。

生きるべき理由が無い。かと云って、その実、死ぬべき理由も無い。
逝けば自身は自らの生の苦から解放されるものの、存在していた
事実は消し去られない。他の生に変を来たす。死は解決にならない。

そもそも存在しなかった事に出来たなら。それが叶うならば。

鬱に尊厳死は適用されないのだろうか。

私の事なんて惜しんで頂かなくていい。お気持ちは有難いけれど。
惜しむべき対象じゃない。私の死によって誰も苦しまないのなら
もう逝きたい。虚しい。息をしていても虚しい。人類と云う種の存続
以外に何が残るのか。いや、何かを残したいと云うのではなく。
悶々と生き果てて残るは種の存続のための一世代と云う事実なんて。
人類なんてとっとと滅びればいいのに。まあ、この調子じゃ、早晩
私の願いも叶うだろう。愚かな人間。醜い人間。私も人間。あはは。




にひにひ にーちぇ しぇすとふ あろえ

所詮人生なんて究極的には単に自己満足の軌跡。
少なくとも私にはそう思われてならない。


18

spellbound pseudo-spellbinder

昔のように、弱くあってはならないと強迫観念で生きていた方が
まだましだったかも知れない。毅然としていようと云う気概でもって
日々を送り、生ける屍のようながらも今ほど廃人ではなくて。
mustだと自分に強いてそれをこなせていた頃に戻れれば。
「普通」の人のように暮らしてみようか。カウンセリングも止めて。
・・・などと云って実のところ出来るとも思われないのだが。

要は甘える事を知ってしまい味をしめて甘えているだけ。
ネット上での私しか知らない人には云っても笑われるだけだろうが、
現実の生活における私は、或いは少なくとも他人から見た私像は、
「強い」だと思う。常に凛とした風情を保とうとしてきた。そうした中で
私の内面の細やかさを脆さを危うさを見透かした人、その人達には
このHPの存在を知らせてある。心眼で観てくれると信じているから。

生を与えてくれた事を感謝していない私なんぞにあれだけの「治療費」
をかけてもらうのは筋違いだ。両親にはこれから「人生を愉しむ」事を
して欲しい(それがどういう境地なのか私にはわかりかねるのだが)。
そこのどぶには、ほら、私が捨てさせてしまったお金の山が。
私なんて最初から存在しなければよかった。存在しなかった事に
出来たらどんなにいいか。穀潰し。

カウンセリングを受けに行く事にも申し訳なさを感じ始めている。
最初からその気持ちはあったが、ここに来てはっきり強く感じる。
そんな気分になった時は「親は自分で望んで子供を産んだのだから
育てる責任がある」などとうそぶいて自分をごまかす。クリニックまで
呪文のようにそれを唱え続ける。

間違っている。「立て」「進め」、昔の呪文に戻さなくては。


20

sin

私は愛すると云う事がわからない。人に愛してもらっても
心を踏みにじるばかり。愛に乗っかって貪るだけ。ただ乗り。
私は何も愛せない。愛してもらってもその享け方がわからない。
こんな私に愛なんてもったいないです。愛さないで下さい。
誰も。もう誰も傷つけたくないんです。私を大切にしないで下さい。
心から追い出してちゃって下さい。私なんて愛さないで下さい。



id appreciate it, but i dont deserve it. well, i shouldnt be talking
"appreciate" thingi as i actually dont know what its all about.
anyway... i dont deserve it, that i know for a fact.


21

fuck off

鬱のふりしてるだけのただの甘ったれなんだ。
人に迷惑ばっかりかけて。人騒がせな邪魔者。


23

ばかも○よ 

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが
ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


24

「純一が日記の断片」より・其の壱 

 十一月三十日。晴れ。毎日几帳面に書く日記ででもあるように、天気を書くのもおかしい。どうしてもおれには続いて日記を書くということができない。こないだ大村を尋ねて行った時に、その話をしたら、「人間は種々なものに縛られているから、自分で自分をまで縛らなくてもいいじゃないか」と言った。なるほど、人間が生きていたと言って、何も齷齪として日記を付けて置かねばならないというものではあるまい。しかし日記に縛られずに何をするかが問題である。なんの目的のために自己を解放するかが問題である。
 作る。製作する。神が万物を製作したように製作する。これが最初の考えであった。しかしそれができない。「下宿の二階にころがっていて、何が書けるか」などという批評家のことばを見るたびに、そんなら世界を周遊したら、たれにでもえらい作ができるかと反問してやりたいと思う反抗が一面に起こると同時に、おれはその下宿屋の二階もまだ知らないと思う怯懦が他の一面にきざす。ちょうどTitanosが岩石を砕いて、それを天になげうとうとしているのを、そばにとがった帽子をかぶった一寸坊が見ていて、顔をしかめて笑っているようなものである。
 生きる。生活する。
 答えは簡単である。しかしその内容は簡単どころではない。


25

「純一が日記の断片」より・其の弐

 いったい日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門をくぐってからというものは、一しょう懸命にこの学校時代を駆け抜けようとする。その先には生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にあり付くと、その職業をなし遂げてしまおうとする。その先には生活があると思うのである。そしてその先には生活はないのである。
 現在は過去と未来との間に画した一線である。この線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。


26

ぽいぽいっ

上の森鴎外の文は、「そこでおれは何をしている」と続くの。

で、私は何をしている。人に甘えて、自分を甘やかしている。
人を傷付けて、自分は傷付かないようにしている。かす。屑。ゴミ。

だから "ゴミはぽいぽいってゴミ箱へ るるる〜" だってばぁ。



dont give me nothing. fuck, i only deserve a blow, if anything.


27

ぷよぷよ報告書

歴さんのキスは優しかったです。むふふ。


28

もくもく報告書

armjoeさんのキスも優しかったです。くひひ。



次は誰を食べようかなヽ(`ー´)ノ



NB: hey, im just kidding, okay?
注: 冗談ですからね・・・


29

独酌 

ひねもす梅酒ちびりちびり、タバコもくもく。



ピロさん、おかえりぃヽ(´ー`)ノ






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