マイケル・ブルームバーグ


先日アトランタで起こった大量殺人事件以来、犯行の引き金となったデイ・トレーディングの危険性について、各種メディアで取り上げられています。そんな中で、雑誌「Yahoo!」に掲載されたマイケル・ブルームバーグのインタビュー記事が面白かったので紹介します。

マイケル・ブルームバーグは株式情報を提供する会社Bloombergの創設者で、この会社は株のトレーダーに絶大な人気を誇っています。

「Yahoo!」はコンピュータ情報誌ですので、このインタビューでは主にインターネット上で行われている株のトレーディングについて意見を聞いています。そんな中から興味深かった発言を少し拾ってみます。

「インターネット上で公開されている情報で株を買うくらいだったら、ラスベガスに行った方がましだ。」

「株式の世界で儲けようと思ったら、良い情報を入手しなければならないが、良い情報を入手するには、それなりのお金を払う必要がある。Bloombergでは月に1200ドル(約14万円)払ってくれる客だけに最高の情報を提供している」

「Bloombergでは5000人の人間が情報収集に従事している。もしBloombergの競争相手になろうと思ったら、40人や400人の人間を集めたところで、勝負にならない。よって、広告収入で運営されているようなWebサイトでは相手にならない」

彼の発言はとても厳しいものですが、株式の取引きはプロの世界で、そこに素人が参加して、簡単にお金を儲けられる可能性はほとんどないと言っています。


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