リチャード・バック
私の好きな作家の一人にリチャード・バック(Richard Bach)がいます。彼は30年以上も前に「Jonathan Livingston Seagull」という小説で脚光を浴びました。この小説は映画化され、日本でも「かもめのジョナサン」という題名で紹介され大ブームを巻き起こしました。(当時、独身の男の人を「やもめのジョナサン」と呼んだそうです。^^;)
一方、彼は寡作な作家ですが、非常に個性的で素晴らしい小説を書いてきました。実際私が彼のファンになったのも、最初に読んだ「Illusions:The Adventure of a Reluctant Messiah」(邦題:イリュージョン)という小説がとても素晴らしかったからです。とてもクールで、ベタベタしたところが無く、それでいて人生の真実について独自の視点からしっかりと捉えているところがこの本の魅力です。
それから私がもっと好きなのが「One」(邦題:One)という小説で、これはリチャード・バックが自分の私生活をベースにイマジネーション豊かにストーリーを展開した、「究極の愛」について書かれた本です。この小説は私の恋愛に対する考え方を後押ししてくれるような小説でした。
アメリカに来てから「Jonathan Livingston Seagull」を読みましたが、先に挙げた2つの小説ほどの感動はありませんでした。実際、Amazon.comの読者による評価(5段階)でも、
Jonathan Livingston Seagull 4.5
Illusions:The Adventure of a Reluctant Messiah 5.0
One 5.0
という結果になっていました。私にはこの評価が納得できます。
で、リチャード・バックが自分のホームページを持っていることを知りました。彼らしく、やはり飛行機をモチーフにしたとても美しいページです。このページを見つけた時は、昔の友達に再び巡り会ったような気がして、とても感激しました。
ここでも、彼の小説にキーワードとして出てくる「ソウルメイト」という言葉について書いていて、やはり彼にとって非常に重要な言葉だったのだと再認識しました。
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