アメリカ流インスタント・ラーメンの食べ方


私の近所の普通のスーパーでも、日清やマルちゃんのインスタント・ラーメンが売られています。値段は通常4個1ドル(1個当たり約26円)ですが、たまに特売で6個1ドル(1個当たり約18円)で売られていたりします。当然のように私は特売の時だけ買っています。

インスタント・ラーメンを買い物かごに入れてレジに行ったら、レジの係りの人に「このラーメンを食べるときは中に入っているスープを使うの?」と聞かれました。この少し奇妙な質問は、アメリカではそれほど驚くことではありません。アメリカにはどこにでもあるチャイニーズ・レストラン(中華料理店)では、大抵「ロー・メイン」という焼きそば風の料理がメニューに載っています。この「ロー・メイン」を家庭で作るには、麺を買って来なければなりませんが、中華料理用の麺は一人前が1ドル以上します。そこで、アメリカの料理の本ではインスタント・ラーメンの麺を利用した「ロー・メイン」の作り方が紹介されています。インスタント・ラーメンを使用して「ロー・メイン」を作る場合は、麺だけを利用しスープは使いません。

アメリカには日本のメーカーのインスタント・ラーメンの他に韓国のメーカーのラーメンも売られています。その韓国のラーメンの一つに「辛」という文字が大きく書かれたラーメンがあります。辛い食べ物が好きな私としては、「辛」と書いてあれば食べてみないわけにはいけないので、一度買ってみたことがあります。ところが、1袋の値段が69セント(約73円)と日本のラーメンに比べてかなり高いにも関わらず、辛さは大したことがありませんでした。そこで、私が考えたインスタント・ラーメンの食べ方は、日本のインスタント・ラーメンの麺を使用しますが、中に入っているスープは使わず、固形スープとコチジャンでスープを作るという方法です。出来上がりのラーメンの辛さは、使用するコチジャンの量で決まりますが、私はたっぷり使うので、一口で火を噴くような激辛ラーメンが出来上がります。

そんなわけで、レジの係り人の質問には「ノー」と答えました。そうしたら、その係りの人は「やっぱり」と答えました。


前のページに戻る
ホームページに戻る