アメリカ人の家の買い方


日本にいた時は、自分の家を買うなんて一生ないだろうと思っていました。同じ所に5年以上住むなんて耐えられそうにないのと、基本的に他人に借金するのが嫌いで、かといって現金で家を買うなんてまず無理なので、それだったら家なんて要らないと考えていました。(もし結婚相手に「どうしても自分の家が欲しいーーー!」と言われたら考えますが・・・。^^;) 日本では未だに「自分の家を建てる」というのを人生の目標にしている人がかなりいるのではないかと思いますが、サラリーマンの場合、一生同じ会社に勤め続けるのがだんだん難しくなっている時代に、自分の家を建ててそこにずっと住みながら、ローンを何十年も返済し続けるというのはあまり現実的ではないと私は思うのですが。

ところがアメリカでなら、そんなに苦労しなくても家を買うことが出来ます。今私が住んでいる辺りでは、寝室が2つにガレージが2台分の家が、1000〜1500万くらいで買えます。アメリカのいいところは、家は「建てる」ものではなく、「気に入った家を買う」というのが一般的な感覚です。それはアメリカ人がよくあちこちに引っ越すからからだと思います。結果として、ほとんどの人が中古の家を買うので、自分が家を売る時でも売値が買った時の値段に比べてあまり下がりません。場合によっては、その家に住み始めた後に大きなスーパーや会社が近所に建ったために、買った時の値段よりも高い値段で家が売れることがあります。家を買うという事については、アメリカは日本に比べるとずいぶん楽な国です。


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