アメリカ人は働き者?


アメリカではクリスマスはとても大切な行事ですが、新年を祝うのは1月1日のみで、1月2日以降は普通の日です。今年はたまたま1月1日が土曜日だったので1日と2日が休みになり、今日の1月3日から仕事が始まりました。会社にもよりますが、勤めている会社は休みが少ない方で、年末年始はクリスマス前に2日、大晦日に1日休日があっただけです。ホリデーシーズンとはいっても、日本の会社の冬休みよりも休日の数は少ないと思います。

年末年始だけでなく、一年中を通して休日の数は日本よりも少なく、今年最初の休日は4月にならないとありませんし、その後も祝日は大体2ヶ月に一回です。ましてやゴールデンウィークやお盆休みのように会社が一週間以上も休みになるという事はありません。アメリカにも日本と同様に有給制度がありますが、その日数は日本とほとんど同じです。

去年発表された各国の年間労働時間によると、

アメリカ  1966時間
日本    1889時間

となっていて、アメリカの方が日本よりも労働時間が長くなっています。日本の労働時間は残業時間を多く含んでいる事を考えると、労働日数自体はやはりアメリカの方が多い事になります。おまけにアメリカの会社ではコンピュータの導入によって仕事の効率アップが進んでいるのと、残業手当はほとんどの場合支給されないので、出来るだけ定時間中に仕事を終わらせてしまおうと考えるために、単位時間当たりの効率も日本よりもいいと私は考えます。現在アメリカの景気がいい理由の一つとして、「みんながよく働くから」とアメリカ人は考えていますが、それは決して間違いではないと思います。


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