年末年始だけでなく、一年中を通して休日の数は日本よりも少なく、今年最初の休日は4月にならないとありませんし、その後も祝日は大体2ヶ月に一回です。ましてやゴールデンウィークやお盆休みのように会社が一週間以上も休みになるという事はありません。アメリカにも日本と同様に有給制度がありますが、その日数は日本とほとんど同じです。
去年発表された各国の年間労働時間によると、
アメリカ 1966時間
日本 1889時間
となっていて、アメリカの方が日本よりも労働時間が長くなっています。日本の労働時間は残業時間を多く含んでいる事を考えると、労働日数自体はやはりアメリカの方が多い事になります。おまけにアメリカの会社ではコンピュータの導入によって仕事の効率アップが進んでいるのと、残業手当はほとんどの場合支給されないので、出来るだけ定時間中に仕事を終わらせてしまおうと考えるために、単位時間当たりの効率も日本よりもいいと私は考えます。現在アメリカの景気がいい理由の一つとして、「みんながよく働くから」とアメリカ人は考えていますが、それは決して間違いではないと思います。