アメリカはヌードに厳しい


なんだかんだいっても、アメリカには信仰心が強い人が大勢いるせいか、社会的な道徳心は日本よりもしっかりしています。その例の一つとして、アメリカのTVではヌードが出てくることはありません。TVで映画を放映する場合、もしヌードが登場する映画でも、その場面はしっかりカットされます。TVのドキュメンタリー番組などで、ヌードが登場する場面がどうしてもカット出来ない場合は、替わりにモザイクがかけられます。プレイメイトの特集番組なんてモザイクだらけで、それなら放映しなければいいのにと思いました。(だったら観なければいいのに・・・) 日本のように深夜の時間帯ならOKなんて事はなくて、1日24時間ヌードがTVの画面に登場することはありません。

一方、アメリカにも日本のWOWOWのように、有料の映画専門チャンネルがあります。私が契約しているのはHBOという会社ですが、このような有料のチャンネルでは映画をノーカットで放映するので、映画のヌードシーンもそのまま放映されます。ただし、映画の始まる前にその映画のレイティングと共に、ヌードが登場するかどうかをあらかじめ視聴者に知らせてくれます。面白いのは、日本ではヌードというと一般的に女性のヌードを指しますが、アメリカでは男女平等の意識が進んでいるので、「オースティン・パワーズ」のように男性のヌードが登場する場合でも、”ヌードが出てくる映画”と分類されます。

また、TVに限らず、普通の本屋やスーパーで売られている雑誌にもヌードは一切登場しません。これは日本のコンビニエンス・ストアとは大きく違う点です。(それとも私が知らない間に日本のコンビニエンス・ストアも変わったのでしょうか?)

日本では女性が差別されていると考えているアメリカ人の女性は大勢いますが、TVや雑誌におけるヌードの扱いを考えても、やはり日本では女性が冷遇されていると私も思います。


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