レッドネック


アメリカでは、黒人に対する人種差別が昔から存在するのはよくご存じだと思います。あからさまな黒人差別は最近ではほとんど無くなったとはいえ、同じ職場で白人と黒人が仕事をしているにも関わらず、白人と黒人の夫婦はめったに見かけないなど、やはり肌の色の違いによってどうしても乗り越えられない壁は存在します。(これは差別というよりは区別と呼んだ方がいいかもしれません)

その一方で白人同士の間でも差別があります。いわゆる「レッドネック(Red neck)」と呼ばれているものです。レッドネックは英語で「赤い首」を意味し、ふだん屋外で仕事をするために首が日焼けして真っ赤になってしまう人達のことを指します。つまりホワイトカラーの人達が、ブルーカラーの人達(肉体労働者)を差別するのに使用される言葉です。

アメリカは歴史が浅いために、家柄については日本のようにうるさくありませんが、どんな職業に就いているかや、どのくらいお金を持っているかで身分の上下が決まる面があります。(日本ではこれもうるさいですが) 例えば、ウェイトレスという職業にコンプレックスを抱いているウェイトレスを結構見かけます。

本人がしっかり自分の人生を生きて入れば、周りの人間との比較なんてあんまり意味はないのですが・・・。


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