ロケット・サイエンティスト


アメリカでは、「ものすごく頭のいい人」をたとえる言葉として、「ロケット・サイエンティスト」という言葉が使われることがあります。「ロケット・サイエンティスト」というのは、直訳すると「ロケット科学者」で、具体的にはNASAで働いているような優秀な科学者の事を指します。

「ロケット・サイエンティスト」という言葉の使い方の例としては、「こんな複雑なソフトウェア、ロケット・サイエンティストじゃないと使いこなせないよ」とか、「あなた自分の事を頭がいいって自慢するけど、それじゃあなたはロケット・サイエンティストなの?」というのがあります。

日本では「東大卒」というのが「頭の良さ」を示す一つのステータスシンボルになっていますが、アメリカでは各分野ごとに優秀な大学が分かれていますし、各州立大学のプライドも高いので、日本における東大のように「この大学が一番」という大学が存在しません。その意味で、「頭のいい人」を表現するのに特定の大学名を使うよりは、ロケット・サイエンティストのようなアメリカ人なら誰でもその優秀さを理解できる職業の名称を使う方が安全なのかもしれません。


前のページに戻る
ホームページに戻る