あっ、停電だ!


今朝の午前3時半頃、停電が発生しました。いきなり部屋が真っ暗になったのは不便ですが、作業中のコンピュータの電源が落ちてしまったのはもっとショックでした。停電になってしまうと、エアコンも動作しないので、部屋の温度が下がる前に眠ることにしました。

ところが、朝10時頃起きてもまだ停電が続いていました。電話も使えません。そこで、ジョギング用のヘッドフォン・ラジオでニュースを聞いてみました。ニュースによると、寒波のせいで樹木に付いた雨水が凍り、その重みに耐えられなくなった樹木が倒れて電線を切断してしまったのが、停電の原因だということでした。この停電はジョージア州の北部で発生し、電力会社の話では約34万人が停電の被害にあっているとのことで、全ての停電が復旧するのは3日くらいかかりそうだという予測でした。また、新たに樹木が倒れたり、道路に切断された電線が落ちている危険性があり、信号機も動作していないので、安全のために緊急の用事以外では外出しないようにと、そのニュースでは伝えていました。

私はこういう場合、じたばた騒ぐのは嫌いなので、外出を控えようと思ったのですが、困った事に私のアパートには調理せずに食べられるものがほとんどありませんでした。あるのはチョコレート、ピーナッツ、シーチキンとパイナップルの缶詰で、最悪の場合3日間持ちこたえるにはちょっと心細い状況でした。さらに困ったのは、私は懐中電灯を持っていないので、夜6時以降は部屋の中が真っ暗になってしまうことです。仕方がないので、食料品と懐中電灯を買いに出掛けました。ただし、途中で事故渋滞に巻き込まれたら、いつ帰れるか判らないので一応出掛ける前にシーチキンの缶詰を食べました。外に出て、自分の車を見てビックリです。車全体が氷でコーティングしてあるような感じで、しかもつららが一杯付いていました。たった一晩で大きなつららが出来たことをとても凄いと思ったので、思わず写真を撮ってしまいました。(こういう状況でも全然緊迫感の無い私。^^;)

車で出掛けてみて、もう一つビックリしました。私の近所で停電になっているのは、私のアパートだけで他は電気が通じていて、信号機も動いていました。これだったらスーパーマーケットも営業しているかと期待しながら行ってみると、やっぱりちゃんと営業していました。ただし、停電のニュースはみんな知っているようで、大量に食料品を買いだめしている人達が大勢いて、レジには長い列が出来ていました。

結局、停電は13時間後の午後4時半頃に復旧しました。アメリカで経験した停電のなかでは一番長い停電でした。


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