で、サマータイムが始まると、そこら中の時計を1時間進める必要があります。コンピュータやビデオデッキはマイコンが内蔵されているので、自動的に進めてくれますが、それ以外の目覚まし時計などは手で進めなければいけません。目覚まし時計の時間を直し忘れて、サマータイムが始まった後の最初の月曜日には遅刻してしまう人もいます。(アメリカ人はサマータイムには慣れているはずなのですが・・・)
一方、道路を車で走っていると、道路のあちこちに会社の広告を表示する電光掲示板を見かけます。大抵の電光掲示板は会社の広告だけではなく、現在の時刻や気温も表示してくれるので、私はよく見ています。
ところが、こういった掲示板は仕様の詰めが甘いのか、サマータイムに自動的に対応しているものは見かけませんでした。サマータイムが始まるのが日曜日の午前0時のため、月曜日になるまでずっと1時間ズレた時刻を表示していました。普通ならそういう電光掲示板を見ても「しょうがないな」と思うだけですが、中には思わず笑ってしまうものがありました。その電光掲示板には、「Y2K対策はおまかせ」と広告が表示されていました。ところが現在時刻の方はしっかり1時間ズレていたりするので、本当にこの会社にY2K問題を依頼して大丈夫かなと思ってしまいました。