アニー・ホール


10日前に買った「You've got mail」のビデオをまだ観てていなかったりします。実は一度観ようとしたのですが、映画が始まって5分もしないうちに、映画の雰囲気についていけなくなりました。映画を観るというのは面白いもので、観る側の環境の変化や人間的な成長によって、以前楽しめた映画でも楽しめなくなることがあります。

今自分が観たい映画はもっとリアルな映画です。(「タイタニック」も私にとってはリアルな映画でした) そこで、「You've got mail」の代わりに私が急に見たくなった映画が「アニー・ホール」です。この映画は1977年の作品なので、当然封切りでは見ていませんが、何年か前にTVで見てとても感動した記憶があります。同じニューヨークを舞台にしたラブ・コメディでも、今の自分には「アニー・ホール」の方が楽しめるのではないかと思いました。

で、レンタルビデオ屋さんに行って、ビデオを借りてきたのですが、一つ困った問題が発生しました。登場人物達がかなり早口なため、セリフがよく聞き取れないのです。^^; 普通だったらクローズド・キャプション(難聴者用に英語の字幕を表示する機能です)を利用するのですが、この映画はビデオ化されたのが、かなり前なのでクローズド・キャプションに対応していませんでした。

そこで、私が考えたのはインターネット上で台本が手に入らないかということです。以前、他の映画の脚本を入手したことがありましたし、「アニー・ホール」は有名な作品ですので、きっとどこかで手に入るだろうと思いました。いくつかのサイトに当たってみたら、やっぱりありました。複数のサイトで脚本が入手可能でしたが、このサイトのデータはマイクロソフトのワードに対応しているので便利です。

脚本を頼りに映画を観たわけですが、やはり「アニー・ホール」はとても面白い映画でした。監督・主演のウッディ・アレンと、ダイアン・キートンの演技がとても自然で、ほとんどドキュメンタリーのような感じで二人の恋愛が描かれています。また映画全体を通して、ウッディ・アレン流のウィットに富んだセリフが溢れていて、インテリジェントな恋愛ってこういうものなんだろうかと思ってしまいました。

むかし観た映画でも、英語のセリフを直接楽しみながら観てみると、その映画をより深く理解出来るようでとっても嬉しくなります。

この映画にはスター達がほんのちょい役で出場していましたが、通行人の役をやっていたシェリー・ハックを見つけた時は、自分もなかなかやるなと思いました。(後で出演俳優を確認したら、ビバリー・ダンジェロをしっかり見逃していたことに気が付きましたが・・・)


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