今アメリカで公開中のこのドイツ映画は、興行成績はパッとしないものの、実際に観た人達の評価がとてもいい映画で、ぜひ私も観ておきたいと思っていました。インターネットで調べたら、この映画は近所の映画館では上映していなかったので、車で25分くらい走ったところにあるアトランタの映画館に行かなければなりませんでした。
その映画館に行ってみて驚きました。そこは映画を1本だけ上映する小さな映画館で、駐車場すらありませんでした。アメリカに来てから、映写室が10室以上ある大型映画館にしか行ったことがなかったので、この日本の名画座のような映画館には正直言ってガッカリしました。さらに映画館の入り口がとても殺風景で、こんな所に入っても本当に大丈夫だろうかと思いました。しかし、この映画をどうしても観たかったのと、こういう映画館に入ってみるのも一つの経験だと思って中に入ってみました。ところが、意外にも映画館の中はスッキリとしていて、映写室も他の大きな映画館並の大きさでした。今後の上映スケジュールをみても、外国映画を中心に個性的な映画がラインナップされているので、ここには結構足を運ぶことになりそうです。
さて、肝心の「Run Lola Run」ですが、ギャングに命を狙われている恋人を救うために、20分以内に大金を届けなければならない赤毛のヒロイン、ローラのダイナミックなランニングを軸にストーリーが展開していきます。まるで学生の実験映画のようなカメラワークと軽快な音楽によって、観客はローラの駆けるスピードに同調してしまいます。とにかくスピーディでパワフルな映画で、しかも全編に渡ってユーモアが散りばめられていたので、観ていてとても楽しくなってしまいました。この映画は決して名作と言われるような作品ではありませんが、とてもユニークで、観客にエネルギーを与えてくれるような感じがして、私はとても気に入ってしまいました。
この映画は日本でもこの夏公開されているようですので、日本でも評判になっているかも知れません。