Rush Hour
ジャッキー・チェンの最新作「Rush Hour」が公開第1週目に大ヒットとなったことは先週書きましたが、今週(2週目)に入っても快進撃が続いています。1週目の大成功に気を良くして、TVのCMでも早速「今年最大のヒットコメディ」という新しいキャッチフレーズに切り替わりました。
しかし、今週末はロバート・デ・ニーロ主演のアクション映画「Ronin」が公開予定だったので、「Rush Hour」の人気も1週間だけかと思っていた。ところが意外にも「Rush Hour」が「Ronin」にあっさり勝ってしまい、ランキング1位を維持しました。2週目に入っても大入りが続いているというのは、実際に映画を観た人が気に入ってくれたということになります。この分だと本当に100ミリオン映画(興行収入約135億円以上)になりそうです。
私の周りの連中もすでに「Rush Hour」を観ており、みんな面白い映画だと言っていましたので、遅ればせながら私も今日観てきました。
確かに面白い映画でした。
この映画は来年2月に日本で公開予定ですので、この先は読まない方がいいかもしれません。(ストーリーについてはほとんど書いていませんが)
映画の全体的な印象としては、これまでのジャッキー・チェン主演映画と違い、だいぶ”アカ抜けしたな”と思いました。ロサンゼルスを舞台にしているとはいえ、映画に登場する人物の半分は中国人ですので、普通のハリウッド映画と比べるとかなり違和感があるのは当然だと思うのですが、競演のクリス・タッカーの嵐のようなギャグの連続によって、映画全体が非常に明るい雰囲気になっていました。映画館でもクリス・タッカーのギャグは大ウケで、それに引っ張られるようにジャッキー・チェンのギャグもしっかりとウケていました。
サウンドに関してもハリウッドの大作映画と肩を並べる出来でしたが、この映画の最大の欠点はシナリオだと思います。底の浅いストーリーはこれまでのジャッキー・チェンの映画と変わっていません。(^^;) 恐らくそのうち続編が作られると思いますが、キャストはこのままで十分なので、シナリオにもっとお金を掛けて欲しいと思います。
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