彼の出演作では、なんといっても「裸の銃を持つ男」シリーズが傑作ですが、この映画でも期待を裏切らずに、くだらないギャグ(本当にくだらないんです)の連発でした。ヒット映画のパロディも沢山出てきましたが、私はなんといっても「Lord of the Dance」のパロディが気に入りました。映画館ではきっと大爆笑だったと思います。
レスリー・ニールセンのコメディは、細かいギャグも多いので、映画を観ている間はそれらを見逃さないようにかなり集中してしまいます。
「赤いドレスの女」以来の大ファンであるケリー・ルブロックがやっぱり老けてしまったのは少し悲しいところでしたが、いつ画面に出て来るんだろうと期待していたマルチ・パフォーマーのサンドラ・バーナードが、予想通りマニアックな役で登場したのには嬉しくなりました。
レスリー・ニールセンの次回作は、「裸の銃を持つ男」シリーズのヒロイン、プリシラー・プレスリーと再び競演する「Titanic Too」というコメディーらしいですが、題名からしてまた映画のパロディのようです。
それにしてもレスリー・ニールセンは70歳を過ぎてまだこんな映画に出演しているという、そのプロ根性にとても敬服します。