X-Men


昨日は2週間前に封切られた「X-Men」を観ました。アメリカでは毎週たくさんの新作映画が封切られるので、どんなに大ヒット中の映画でも、公開から2週間も経つと映写室はかなり空いてきます。昨日は4ドル75セント(約500円)の入場料を払い、映写室の一番真ん中の席で映画を楽しむことが出来ました。これは一番賢い映画の楽しみ方かもしれません。

「X-Men」はアメリカで絶大な人気を誇るコミック「X-Men」を映画化したSFアクション映画です。このタイプの映画は、最新の特撮技術のオンパレードというのが良くあるパターンで、この映画でも当然のように最初から最後まで迫力ある特撮シーンの連続です。ただし、この映画はそれだけではなくて、主役を務めるミュータント達に原作よりも人間味を持たせて描いているため、ドラマの部分やコミカルな部分もとても良く出来ています。

主役のHugh Jacksonはオーストラリア出身で、この映画がハリウッド・デビューということですが、顔がクリント・イーストウッドに少し似ていてワイルドな魅力があり、さらにコミカルな演技も出来るので、これからアメリカ映画界で大活躍しそうです。

普通、アクション映画では美人が一人登場するというのがお決まりのパターンです。(「マトリックス」でトリニティを演じたCarrie-Ann Mossがその例です) ところが、この映画では3人の美女が登場します。恐らくアメリカで今でも一番人気のあるファッション・モデルRebecca Romijn-Stamosを始め、「007ゴールデンアイ」でもやっぱりかっこ良かったFamke Janssen、TVで活躍している元ミス・オハイオのHalle Berryという強力なラインナップです。

この映画では自由の女神を舞台にしたシーンが出てきますが、先日ニューヨークに行った時に自由の女神もじっくり観て来たので、見覚えのあるシーンがたくさん出てきてとても嬉しくなりました。個人的には、この自由の女神のシーンだけでも、この映画を観たかいがあったなと思います。

ミュータント達が死闘を繰り広げるシーンは、それぞれの凄まじい能力を発揮し合って、今までに見たこともないような迫力があります。問題はこの映画を観てしまうと、生身の人間が主役の他のアクション映画がつまらなく感じてしまうことです。


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