チャイナタウンに行くには、地下鉄に乗って北に向かい2つ目の駅で降りて、今度は東に15分ほど歩きます。チャイナタウンまでの歩道は、ゴミがいっぱい落ちていて、建物の壁には落書きがたくさんあり、正直言って汚い所だなと思いました。
チャイナタウンに着くと、そこは漢字の世界でした。看板やお店のウインドーなど、目に付く文字のほとんどが漢字で、アメリカに来てこんなに漢字を見たのは初めてでした。周りにいる人達もみんな中国語(だと思います)を話していて、ここがアメリカであることを忘れてしまいそうでした。
チャイナタウンにはレストランがたくさんあり、その他に雑貨や薬局みたいなお店もたくさんありました。大きなレストランからは中国語のカラオケが聞こえてきました。私はこの時は全然お腹が空いていなかったので、わりと小さなレストランで、アヒルの肉がたくさん入った麺を食べました。なんとなく肉うどんを思わせるこの料理は、とてもあっさりしていて、味はまあまあかなと思いました。
チャイナタウンからの帰りは、ちょっと危ないかなと思いましたが、来た時と同じ道を通りました。夜の10時を過ぎていたので、人通りはほとんどありませんでした。地下鉄の駅に着いてみると、ホームには誰もいませんでした。やはり夜の地下鉄はみんな敬遠するのかなと思いました。その後、何事もなくホテルまでたどり着き、明日に備えて早めに寝ることにしました。
ところが・・・、
この安ホテル(本当はそんなに安くないのですが)は、エアコンが窓に取り付けるタイプなので、外からの騒音がまともに部屋の中に飛び込んで来ました。夜中だというのに、通りでは誰かが叫び声をあげたり、パトカーのサイレンが鳴り響いたりで、「一度眠ったら火事がおこっても起きない」と言われるくらい眠りの深い私が、夜中に何度も目を覚ましてしまい、結局5時間くらいしか眠れませんでした。