街をぶらつく前に重い旅行バッグをロッカーに預けようと思い、グランド・セントラル駅に入りました。駅だったらロッカーぐらいあるだろうと思ったからです。グランド・セントラル駅の構内は、日本の駅に比べるととても薄暗いなと思いましたが、それは私がサングラスをしているからだと気が付きました。
ロッカーを見つけようとしても、それらしい表示がどこにも見当たりません。そこで、そばに立っていた警官に尋ねたら、地下に荷物を預ける場所があるとのことでした。その場所は地下の外れにあり、教えて貰わなければ絶対に見過ごしてしまうような殺風景なところでした。そこはロッカーではなく、ちゃんと専属の係員がいる荷物預かり所で、紛失物の引き取り所も兼ねていました。そこでは荷物一個につき3ドルで預かってくれます。荷物を預ける時には、IDカード(運転免許証やパスポート)が必要で、係員がそのコピーを取ります。これだったら荷物を預けても安心だと思いました。
荷物を預けて身軽になった私は、まずエンパイア・ステート・ビルに行くことにしました。エンパイア・ステート・ビルは高いビルなので、簡単に見つかるだろうと思っていましたが、マンハッタンは高層ビルばかりなので、そんなに見通しが良くありません。それでも各交差点ごとに道路の名前が書かれた標識が立っているので、それと地図を見比べながら、エンパイア・ステート・ビルを目指して歩いて行きました。この時通ったのが、有名なニューヨークの5番街で、道の両側には色んなお店が一杯並んでいました。(ポケモングッズを大量に飾っているオモチャ屋さんもありました)
エンパイア・ステート・ビルに着くと、すぐに北側の入り口から中に入ろうとしました。ところが、この入り口の回転ドアが全然びくともしません。「今日はお休み?」とそばにいた学生に聞いたら、「そこは出口です」という答えが返ってきました。ハハハ・・・。^^;
気を取り直して、その学生に教えてもらったビルの東側に行ってみると、ちゃんと入り口がありました。
エンパイア・ステート・ビルに来たからには、展望台に登らないわけには行きませんが、86階と102階にある展望台のうち、この日は86階の展望台だけがオープンしていました。ところが係りの人によれば、観光客が詰めかけているので、展望台へ行くのに1時間30分待ちの状態だということでした。普通だったら30分以上待つような行列には絶対並ばないのですが、相手がエンパイア・ステート・ビルとなると別で、1時間30分待つことにしました。
次回はエンパイア・ステート・ビルからの眺めについて書きます。