ハロウィーンのコスチューム・コンテスト2000


毎年恒例となってしまったコスチューム・コンテストが、10月31日のハロウィーンの日に行われました。今回で3回目になります。私は1回目の時にヒッピーのコスチュームで参加しましたが、去年は忙しかったためにコスチュームを着ませんでした。そこで今年のハロウィーンをずっと楽しみに待っていました。

今年の7月にニューヨークへ行き、本物の自由の女神を見た時に「よっしゃ、今年はコレだ!」とひらめきました。ハロウィーンのコスチュームを売っている専門のお店でも、自由の女神のコスチュームは売っていなかったので、これだったら他の人と同じコスチュームになる心配もないなと思いました。

自由の女神のコスチュームをどうやって手作りするかが課題でしたが、ある朝目覚めた時に私のベッド・カバーがちょうど自由の女神の色に近いことに気がつきました。さっそくそのベッド・カバーを体に巻き付けてみたら2巻き以上あったので、これなら十分コスチュームが作れると思いました。:D

本当は頭にかぶる冠も自分で作る予定だったのですが、時間が無かったためにニューヨークで買ったスポンジ製の冠をかぶることにしました。少しチープな方が、ハロウィーンのコスチュームには向いているかなとも思いました。自由の女神と言えば、映画「X−MEN」でも舞台になったので、もし「X−MEN」の小さな人形があれば、それを頭に付けることも考えていました。ところが、オモチャ屋さんに行ってもそんな人形は見つかりませんでした。

コスチュームは当日の午前1時にやっと完成し、少し寝た後、今度は朝5時に起きてまずシャワーを浴び、その後頭に緑色のスプレーを振り掛けました。自由の女神は全体が緑色なので、私の頭も緑にした方がより本物に近づくだろうと思ったからです。ところがスプレーをいくら振り掛けても、あまり緑色にはなりませんでした。黒い髪には効果がないようでした。缶には「ブロンドの髪には使用不可」と書いてあっただけなのですが。髪の毛があまり緑色にならなかったので、結局1缶全部使ってしまいましたが、その溶剤の匂いがバスルームに充満して、頭がクラクラしてしまいました。@_@

とりあえず会社には頭を緑に少し染めただけで出社し、会社のバスルームでコスチュームに着替えました。着替え終わってバスルームから出ると、回りの連中から早速「サミー!!!!」という驚きの声が挙がりました。:D

コスチューム・コンテストには社員のほとんどが参加していましたが、みんな色々とアイディアを凝らしていて、爆笑ものでした。葉巻を口にくわえたシスターや、体にいっぱいソフトウェアのCDをくっつけた海賊(海の上で暴れ回る海賊ではなく、海賊版コピーの海賊のつもりらしい)、映画「グリース」のジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョン、それから真っ赤なドレスでカルメンの格好をしている人などがいました。

コンテストでは全社員の投票によって3組の優勝者を選びますが、今回選ばれたのは、扇風機の格好をして本人がぐるぐる回転していた人と、アメリカで人気のあるダイエット専門家リチャード・シモンズに扮したエアロビクス・チーム、それから頭をブルーに染めたパンク男でした。

コスチューム・コンテストは午前中に行われたので、大抵の人はお昼休みの間に普通の服に着替えていましたが、私は自分が作った衣装に愛着があったので、そのままずっと着ていました。:)

せっかく作ったコスチュームを会社の連中だけに見せて終わりにするのは残念なので、仕事が終わった後、今度は全米でベスト3に入る大きさの巨大ショッピング・モール「Mall of Georgia」にまで出掛けました。:D 「それって自由の女神でしょ!」と声を掛けてくる人もいれば、ただあっけに取られている人もいて、モールにいた人達の反応は様々でした。





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