軍隊が兵隊を募集する宣伝文句の一つとして、「軍隊に入れば世界中を旅行できる」というものがあります。確かに私の同僚の多くも以前軍隊に入っていて、そのうちの何人かは日本にも行ったことがあると言っていました。最近買ったコンピュータ雑誌にも海軍の広告が載っていて、海軍に入れば世界中の海軍基地に行けると書いてありました。その海軍基地の例として、「Sasabo(ササボ)」という日本の地名も紹介されていました。私は昔長崎に住んでいたので、これは「Sasebo(サセボ=佐世保)」の間違いだと気が付きましたが、海外の地名については結構いい加減だったりします。(それとも佐世保基地では「Sasabo」と呼んでいるのでしょうか?)
私は戦争には反対ですが、世界には色々な民族や文化が存在し、その違いを受け入れられない人々も大勢存在します。日本の近くには北朝鮮のような不気味な国が存在する訳ですし、アメリカのような軍事大国で暮らしていると、本当に今の自衛隊の戦力で大丈夫かなと心配になります。(私は軍事マニアではないので、自衛隊の戦力がどのくらいのものか判りませんが)
一方、今の日本が安全なのは日本にアメリカの軍隊が駐在しているからだと考えているアメリカ人が大勢いることは確かです。日本が本当にアメリカと対等に付き合おうというのであれば、自衛隊の軍備を増強し、アメリカ軍の助け無しに自分の国を守る準備を整えるべきかも知れません。繰り返しますが、私は戦争には反対です。しかし、戦争に反対するのと、自分の国を守るのに必要な軍備を整える事は、共存出来る考えではないかと私は思います。