この映画は恋愛コメディですが、主人公のメリーの性格がハッキリしないのと、テッドよりも明らかにパット(マット・ディロン)の方がカッコ良くて面白い男なので、二人の恋愛は支持する気になれませんでした。コメディ映画としては、過激で低俗なギャグもかなりあって、私の好きなパターンでした。役柄がつまらないとはいえ、キャメロン・ディアスはやはり魅力的でしたし、見覚えのあるマイアミの景色も出てきたので、私はこの映画を結構楽しんでしまいました。
原題の「There's something about Marry」は、メリーが隠している何かの秘密を期待させるタイトルですが、結局は大した秘密が無かったのにはがっかりしました。
最後にブレット・ファーブル(NFLの本物のスーパー・スター)が登場したにも関わらず、「49ersのファンだから」と言ってメリーが振ってしまったシーンでは、「よくぞ言ってくれた!」とアメリカの観客は拍手喝采したのではないかと思います。(それが大ヒットした原因だったりして・・・)