私は日本ほど外国映画にアクセスしやすい国はないのではないかと思います。ただし、外国から映画があまりにも沢山入ってくるために、それらと比較して日本映画が物足りなく感じてしまうのが、今の日本映画の不振の一因だと私は思います。外国の素晴らしい映画を観て、観客の目が肥えてしまったという訳です。
話しは少し逸れますが、以前アンケート調査で「邦画と洋画がどちらが好きですか?」というのがありました。この質問自体が馬鹿げていますが、「邦画か洋画の区別には関係なく好きな映画がいっぱいある」というような回答をしました。
映画がビジネスとして成り立つ国アメリカでは、ほとんどの人がアメリカ映画しか見ません。イギリスやオーストラリアの映画ならともかく、アジアやヨーロッパの映画に付き物の字幕を読むのが彼らにとっては苦痛なのだと思います。(確かに、字幕を読みながら映画を観ても、本当にその映画を鑑賞していることになるのか疑問ですが) ちなみに私の周りの連中で「クロサワ」の名前を知っている人はいませんでした。^^;
一方、アメリカでは確かに毎年沢山の映画が制作されていますが、それでも映画が持つ魅力を全部網羅することは出来ません。特に恋愛映画は軽いものが多いのであまり楽しめません。それはアメリカ人の恋愛自体が軽いせいからかも知れません。(オイオイ^^)
で、たまに昔見て感激したアメリカ以外の外国映画を見たくなってしまう時があります。実は「ベティ・ブルー」をもう一度見たいと思って、あちこちのレンタルビデオ屋さんを探し回ったのですが、結局見つかりませんでした。;_;