TVの人気スターのティム・アレンと、シガニー・ウィーバーが主演したこの「Galaxy Quest」は、スタートレックをパロディを基本にしたSFコメディですが、期待以上の出来でした。最新のSF映画なので、特撮が見事なのは当然としても、ストーリーも気に入ってしまいました。基本的なストーリーは私が大好きなコメディ映画「サボテン・ブラザース」に似ていて、悪者に虐げられている人達を救おうと、これまでヒーローを演じてきた普通の役者が、役になり切って奮闘するというものです。涙腺の弱い私は、この「Galaxy Quest」でも数カ所で涙がこぼれました。(そういえば「サボテン・ブラザース」でも泣いたような・・・)
ティム・アレンの役は、ウイリアム・シャトナーが演じたカーク船長のパロディですが、役者としてはティム・アレンの方が数段上手なので、カーク船長の例のクサイ演技を真似しながらも、独自の存在感を見せているところが最高でした。シガニー・ウィーバーも、「エイリアン3」に出演した人と同一人物とは思えないほどの変身ぶりでした。
観ていて本当に楽しい映画で、とても素晴らしい「娯楽映画」だと思います。SFコメディとしては「スペース・ボール」以来の傑作だと私は思います。