主人公は2人の女の子でした。一人はお金持ちのお嬢様、片方は孤児院のおてんば娘で、しかも二人はうり二つという良くある設定でした。ただし、孤児院のおてんば娘の方は、とても威勢が良くて、私が大好きな小説「リリアンと悪党ども」の主人公リリアンを俳優が演じたら、こんな感じになるのかなと思いました。
私はてっきりこの二人の女の子は、一人の子役が演じているのかなと思いました。ところが、映画の途中から二人で一緒に画面に登場し始めたので、もしかしたら双子かもしれないと思いました。後で知りましたが、この二人の主人公を演じたのは、オルスン姉妹という本当の双子で、子供向けの作品に何本も主演しているとても有名な子役なんだそうです。
この二人の主人公と一緒に主役を務めるのが、カースティ・アレイとスティーブ・グッテンバーグで、子供向けの作品のためか、いつもよりオーバーな演技で笑わせてくれました。
カースティ・アレイは気が強くてしかも優しい孤児院の教官役で、スティーブ・グッテンバーグは大金持ちの父親役でした。この大金持ちの父親はある女性と再婚する予定なのですが、その女性はとても美人ですが性格がとても悪く、財産目当てに結婚しようとしているのが見え見えなので、その大金持ちの一人娘がなんとか結婚を阻止しようと、自分にそっくりな女の子と一緒に奮闘するというのがメインストーリーです。
こういう子供向けの作品を大勢の子供達と観るというのは、子供達がどんなギャグで笑うのか知る上でとても参考になります。ちなみに、この映画で一番ウケたギャグは、カースティ・アレイが悪役の美人に向かって、「引っ込んでな、このバービー人形!」とたんかをきるシーンでした。^^;