ユーロ2000


オランダ人の友人からのメールに、ユーロ2000が始まって以来、試合が始まると亭主がTVの前を離れないと書いてありました。ユーロ2000と言うのは、現在ヨーロッパで行われているサッカーの国際大会で、ヨーロッパから16カ国が参加して行われています。この大会にはオランダも参加していて、友人もオランダの試合だけは一緒に見ているとのことでした。

アメリカの亭主達は、好きなスポーツ番組があっても、なかなかTVの前でじっくり観戦することが出来ません。もちろん奥さん達の権力が強いからです。アメリカに来て以来、色んな家庭を見てきましたが、ほとんどの家庭でリーダーシップを取っているのは奥さんの方です。例えば今行われているNBA(バスケットボール)の最終シリーズでは、熱戦が繰り広げられていますが、私の周りで家庭を持っている連中は試合を最後まで観させてもらっていません。「昨日の試合は最高の試合だったけど、観た?」と私が言うと、「いいなサミーは」という答えが返ってきます。

話をユーロ2000に戻すと、その関連ニュースで驚いたのは、イギリス人とドイツ人のフーリガンが131人も逮捕されたというニュースでした。次回のワールドカップは日本と韓国で開かれますが、治安の面ではいいアイディアかも知れません。日本の町中で外国人が大勢集まって暴動を起こすなんて、ちょっと想像できないので。ただし、日本のサッカーファンが本物のフーリガンを真似して、暴動に参加するという可能性も無いとは言い切れません。サッカーのワールドカップでは、結局最後まで勝ち残るのはヨーロッパと南米のチームがほとんどなので、開催地はヨーロッパか南米に限定して、死ぬまで応援していいぞというのも、いいアイディアかなと思います。

私はサッカーには興味が無いので、ワールドカップがどこで開かれようと本当は全然構いません。というもの、アメリカに住んでいると、アメリカ国内のプロ・スポーツの方がオリンピックやワールドカップよりも断然面白いと感じるようになるからです。(これについてはまた改めてその理由を書きます)

結局、オランダは無事決勝トーナメントに勝ち進んだので、友人の家庭ではこれからもっと応援に熱が入るのではないかと思います。


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