野茂投手のインタビュー


野茂投手に関する最近の英語のニュースを読んでいたら、「・・・と、野茂は通訳を通じて語った。」と書いてありました。野茂投手は今年で大リーグ5年目のシーズンを迎えているのですが、今でも記者との応答に通訳を使っていることに驚きました。英語というのはアメリカに住んでいるだけではなかなか身に付かなくて、やはり自分から積極的にコミュニケーションを取っていかないと、何年経っても進歩しないという事を改めて思い知りました。(近所のチャイニーズ・レストランの主人が、「日頃、中国語を主に使っているせいか、アメリカに来て15年経ってもまだ英語が上手く話せない」と流暢な日本語で話してくれました)

野球はチームで行うスポーツですので、コミュニケーションは非常に大事です。もし野茂投手が記者との応対だけでなく、監督やコーチとの会話でも通訳を使っているようなら、お互いに気持ちを通わせることは非常に難しいと思います。いくら能力主義のアメリカとはいえ、気持ちが通じるという事はとても大切です。別に気の利いたジョークまで連発する必要はありませんが、周りのアメリカ人とダイレクトにコミュニケーションする事はとても重要です。コミュニケーションが上手く取れない結果として、調子が落ちると、試合での出番が少なくなったり、トレード要因にされたりするのは納得できる話です。


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