私は普段、外ではお酒を飲まないので、この日も水か甘くないアイスティーを注文する予定でした。ところが、この日はスーパーボウルのロゴが入ったビールが約7ドル(約800円)で販売されていて、しかもお代わりは一杯96セント(約110円)でした。さらに2杯飲む毎にキャラクターグッズが当たる抽選券が1枚貰えるというので、私は迷わずビールを注文してしました。:D このグラスにはビールが約400ml入りますが、私は別にお酒に弱いわけではないので、結局7杯のビール(約2.8リットル)を飲みました。6杯目までは約束通り3枚しか抽選券をくれませんでしたが、7杯目のビールを注文した時にウエイトレスが感激してくれて、4枚の抽選券をくれました。:D でも7枚の抽選券は全部外れましたが・・・。;(
今年のスーパーボウルは、両方の出場チームがディフェンス(守備)の力でここまで辿り着いたのは明白なので、なんと試合開始前の選手紹介はディフェンスの選手達だけが紹介されました。:O クォーター・バックもランニング・バックも紹介されないなんて驚きです。もちろん私が大ファンのシャノン・シャープも紹介されませんでした。:(
それにしても、選手の紹介が行われている最中の客の反応から、このレストランに集まっている人達の8割以上がニューヨーク・ジャイアンツのファンだという事が判りました。(何で? みんなニューヨーカーは嫌いなはずなのに・・・。:O)
スーパーボウルといえば、試合開始前やハーフタイムの時に人気歌手が登場するというのが恒例です。今年もスティング、エアロスミス、レイ・チャールズ、バック・ストリート・ボーイズ、’N Sync、ブリトニー・スピアーズと超豪華メンバーでした。一緒にスーパーボウルを観戦した友人は、ブリトニー・スピアーズの登場に喜んでいましたが、私は去年出場したフェイス・ヒルの方が圧倒的に好きです。今アメリカでフェイス・ヒルより美しい歌手はいないと思います。:)
傑作だったのは、国歌斉唱のためにバック・ストリート・ボーイズが出場した時です。最近では’N Syncにすっかり人気を奪われてしまったバック・ストリート・ボーイズにレストラン中の人から一斉にブーイングが出ました。そこでレストランの司会者は、国歌斉唱中だと言うのにTVの音量を落として抽選会を始めました。:D やっぱりバック・ストリート・ボーイズに国歌を歌わせるというのは、明らかな人選ミスだったと思います。
試合は初めからボルチモアが優勢で、ボルチモアの選手達が活躍する度に私は飛び上がって喜びました。:D ボルチモアのディフェンスの選手達は、自分たちがNFLの歴史上最強のディフェンスであることを十分承知していて、その力をスーパーボウルという大舞台でそのまま披露してくれました。普通ディフェンスというのは、かなり地味なのですが、ディフェンスをこんなにエキサイティングに見せてくれるチームは初めてです。今年のボルチモアの大活躍はいつまでも語り継がれると思います。
ところで、このレストランでは驚いた事があります。アメリカン・フットボールの試合では、攻守交代などで試合がよく中断し、その間はコマーシャルが流れます。そこで、レストランではそのコマーシャルの時間を利用して、抽選会やゲームをやったりしました。ゲームの中には女性だけのビール早飲み競争というのがあって、これには男性のボランティアを集めて、彼らが腰の所に持ったビール瓶を跪いた女性達が口に加えてビールをイッキ飲みするという過激な内容でした。アメリカでこんな事が許されるなんて驚きでした。:O