彼らは二人ともアイルランド人であり、またゲイでもある。知らないとは言わせないが。。ソロ・キャリアをスタートしようとしている若いStephen Gately と話をするのに、コメディ界の愛すべきペテン師、Graham Norton (グラハム・ノートン:アイルランドのコメディ俳優)程相応しい人はいない。さぁ、冗談を始めようか。
Attitude:二人は具体的にどうやって出会ったの?12月のAttitudeとのインタビューではグラハムについて触れてたよね。
Stephen:うん。グラハムはあのカミング・アウト騒ぎの時ボクとEloyに本当に美しい手紙をくれたんだ。本当にクールだったよ。オランダの家に置いてあるけど。
Attitude:君たちはすっごく仲がいいんだと思ってたけど。
Graham:いや。まぁ、ショービズレベルの軽い付き合いだね。
Stephen:僕とEloyはグラハムの大ファンなんだ。それにボーイゾーンはツアーバスの中でFather Ted (訳注:Graham Norton の代表作)をよく何度も何度も見て大笑いしてたんだ。(スティーブンは長々とFather Ted への敬意の言葉を述べ始める。)
Graham:それは知らなかったな。でも正直、あの手紙を送ったことはちょっと気恥ずかしいよ。
Stephen:そんなことないよっ!素晴らしい手紙だったよ。それにたくさんの人たちから電話をもらったし。リリィ・サーベージ、デイル・ウィントン、ジョージ・マイケル・・・。エルトン・ジョンはお花を贈ってくれたし。
Graham:振り返ってみて、一連のカミング・アウト騒動での成功には驚く?
Stephen:正直言って、どういう風な結果になるかは分からなかったからね。マスコミが僕をサポートするのかも、悪く言うのかも分からなかったし。
Graham:今なら「おぉ、僕がバカだった。もっと前に言うべきだった」って思う?
Stephen:ううん。あの時が一番いいタイミングだったと思う。僕が17歳の時、もちろんもう既に自分がゲイだって知ってたけど、いっつも「誰が僕なんか受け入れてくれる?」って思ってた。でも実際カミング・アウトしてみると信じられないような解放感だよ。それに家族にカミング・アウトするのだって大変なのに、全世界に対してだからね。まったく違うことだよね。
Graham:僕はそれはやってないんだよね。全世界に対してカミング・アウト、「ボクはゲイで〜〜す!」ってヤツをね。みんなもう知ってたんだよ。でも人目に晒されてる立場にいるとそれは違うよね。親は「さて、ご近所の人に言ってこようかしら、みんな気にしないわよ。」って事はしないだろうから。
Stephen:僕はババとママに何年も前から心の準備をさせておいたんだ。「きっといつか起こるから」って言って。
Graham:友達が言ってたんだけど、こんなこと聞くのってすごくアイルランド的だと思うんだけど、僕の母は僕のセクシュアリティを僕の成功と交換するだろうって、母は成功してなくてもストレートの息子の方がいいだろうってね。
Stephen:どう思う?
Graham:うーーん。今現在は平気だよ。実際先週、一緒にホリデーに行ったし。信じられるかい?まぁ、とにかく僕の母のことはどうでもいい。昨日のアルバム発売記念パーティは良かった?
Stephen:Oh yeah。たくさんの人が来てくれたよ。ローナン、キース、シェーンも特別に来てくれたんだ。マイキーは来れなかったけどね(訳注:いずれもボーイゾーンのメンバー)。本当に本当に酔っ払ったよ。2時間で6パイントだよ。ホントにフラフラになったから3時半に上に行ってボール一杯のライス・クリスピーをホットミルクで食べたよ。
Graham:そりゃ完璧な二日酔い対策だ!ところで君のアルバムの半分を聞いたけど、すごくよかったよ。それにバラードがなかった!みんな「Oh、彼はバラード・ボーイだ!」って思ってるよ。
Stephen:ん、いくつかバラードもあるんだけどね。でもポップスからあまり離れたくなかったってのもあるし、だって僕はポップ・ミュージックが大好きだからね。でもボーイゾーンみたいにバラードばっかりはやりたくなかったんだ。もうバラードはやり過ぎてるからね。(笑)
Graham:作ってる時、「あぁ、ボーイゾーンみたいなサウンドにしちゃダメだ」って思った?
Stephen:そんなことないよ。ただ僕がプロデューサーと作りたいサウンドを作ったよ。Andersっていうスウェーデン人と仕事したんだけど、彼はバイキングだったね。本当に。New Beginning とほかの何曲かをプロデュースしてくれてるよ。
Graham:僕にはNew Beginning はすごくパーソナルな歌に聞こえるんだけど。
Stephen:僕にとって二重の意味のある歌なんだ。カミング・アウトするまでに7年間待ってたし、ソロ・キャリアをスタートする前に7年間グループにいたしね。
Graham:一人でやってると寂しい?それともホッとした?
Stephen:ホッとしたってことはないよ。他の4人がいなくて僕一人でステージに立って歌ってる時じゃないけど、でもステージで誰もおしりをツネったり蹴飛ばしたりする人がいないってのもやりやすいよね。僕たち5人が写真撮影するときなんて最悪だもん。動いてくれるって頼まれると、僕たち動くけどグルっと回ってもとの場所に戻ってきちゃうんだからね。みんな困ってるよ。
ここでStephenのボーイフレンドEloy が入ってきて少し中断される。彼は、実際見ると、本当にドキッとするくらいカッコよかった。大きくてたくましくセクシーな彼は丁寧に挨拶すると去っていった。
Stephen:Eloyも昨日は飲んでたんだよ。彼はお酒のみだもん。
Graham:酒飲みはいいねぇ。。
Stephen:何の話してたんだっけ?
Graham:カメラマン?
Stephen:そうそう。カメラの前に立ってるとみんな髪の毛は引っ張るわっ、おならはするわっで最悪だよ。今はそんなことなく終るしね。
Graham:僕は写真を撮られる時はいやな感じがするよ。もうあんなこと出来ないね。僕はだたそこに立って笑ってるだけだよ。「自分に胸があったらいいのに」みたいなこと考えるよ。分かるだろう?
Stephen:たまに椅子からジャンプしたりとかそういう事をさせようとする人がいるけど、でももうそういうことはしないんだ。先週Smash Hits のために黄色いメール・バッグに入ったけどね。(訳注:コレでござる!)
Graham:おやおや、Smash Hits には良くしないと。君がHere of the Year に選ばれたのは素晴らしいことだよ。(訳注:Steoは99年の12月に行われたSmash Hits 読者の投票による賞でHero Of The Year に選ばれた。)
Stephen:うん。あれはクールだったね。本当にうれしかったよ。子供たちがみんな僕に投票してくれたんだからね。
Graham:そういう時が、よし、イギリスは少しずつ変わってるんだって思うときだよね。
Stephen:うん。そうだね。
Graham:もし君が1位になったりしたら他のバンドのメンバーは変な感じかな?
Stephen:そんなことないよ。ローナンはもう1位を取ってるし、彼のアルバムもすごくいい出来だし。マイキーのもいくつか聴いたけど、えっと・・・(グラハムがニヤニヤ笑っていると、言葉を選ぶのに躊躇する)。ちょっと待って。僕なんか言った?
Graham:いいや、まったく。君は何にも言ってない!ただまったくもって奇妙な間があっただけさ。
Stephen:いや。彼の作品はすごくいいよ。本当に違うし。
Graham:もう遅い、もうダメージは与えちゃったもんねぇ。(叫ぶ)くそったれ!彼は君のアルバムをサポートしなかった!誰も彼のレコードなんて買うもんか!(静かにレコードーに向かって)僕が言ったんであって、スティーブンじゃないよ。
Stephen:いや、いいアルバムだよ。本当だって。
Graham:ローナンがいわゆるフロントマンだから大変じゃない。君も一連のゲイ騒動でフロントマンって感じになったけど。
Stephen:僕はそういう風に思ったことはないけど、でもそうだね。僕が受けたサポートはすごかったよ。ファンからのね。つまり手紙やEメールや電話の数がね。The Sun紙 も今までで一番多くの電話を受けたって言ってたよ。Take That の解散の時だって僕のとき程じゃあなかったんだから。
Graham:でも君に関してよかったことは、君が正に文字通り”いいヤツ”だったって事だよね。君の家に革むちの地下牢 があるってわけじゃあないんだもんね。
Stephen:(笑う)Oh my god、誰かこの人を止めてよ!
Graham:君はもう一度カミング・アウトしなくちゃっ!「再び登場!今度はもっと最悪だぜぇ。君たちが思ってるほどいいヤツじゃないのさっ。」
Stephen:(まだ笑ってる)ノーカット版だよ!
Graham:オレたち手を繋いでるだけじゃないんだぜ!
Stephen:犬を散歩させてるだけでもね。
Graham:こないだ女の子が二人僕のとこにやって来て、そのうちの一人が「あなた知ってるわ!あなたステキよ」って言ったんだ。そしたらもう一人が「あぁ、この人男の胸をなめるのよ。オシリが好きなんだから。」ってなことを言ってたよ。
Stephen:ホントに?
Graham:思わず「違うよ、お嬢さんたち。言っておくけど、胸をなめるのは氷山の一角だよ。」って言ってやりたくなったよ。
Stephen:(笑う)こないだ飛行機に乗ってたら面白いことがあったんだよ。男の子が僕のところに来て、「サイン下さい。」って言うだ。12歳くらいの子かなぁ。僕が「いいよ。誰に?」って言ったら「キャサリン」って言うから、「へぇ、キャサリンは君のガールフレンド?」って聞いたら「ううん。私がキャサリン」って。女の子だったんだよ。彼女の両親も僕のすぐ後ろに座ってたから本当に恥ずかしくって、早く飛行機を降りたかったよ。
Graham:ほほぅ。そりゃレズビアンの予備軍だね。
Stephen:(笑う)
Graham:今、君たちとダブリン行きの飛行機で乗り合わせたことを思い出したよ。
Stephen:僕たち一番前で歌ってた?
Graham:いや、君たちみんなちょっと疲れてるみたいだったけど。でも僕がショックだったのは君たちがみんな自分のカバンは自分でも持ってたことだよ。あんなにたくさん1位を取ってるのに、まだ荷物が出てくるのを待ってなくちゃいないんだから。そんなの間違ってるよ!
Stephen:僕は自分のカバンはいつも自分で持ってるよ。他の誰にも自分のものは運ばせないけど。
Graham:オランダに住むのはいい?
Stephen:うん。でも完全にオランダに住んでるわけじゃあないんだ。まだアイルランドに家も持ってるし、でもEloyとオランダにいることの方が多いけどね。
Graham:どこに住んでるの?
Stephen:中心から車で20分くらい行った田舎だよ。ステキなところなんだ。
Graham:二匹の犬と。
Stephen:二匹の犬と。9ヶ月前にシーズーの子犬を飼ったんだ。で、その後Eloyが僕の誕生日に別の犬をくれたんだ。これは小さなかわいいアメリカン・コッカー・スパニエルで、長い耳をしてて悲しそうな目で僕を見るんだ。こんな感じで(かわいらしい目をしてみせる)。彼はウッディって言うんだ。ジョーイとウッディ。
Graham:僕も犬が欲しいけど・・・
Stephen:なんで飼わないの?
Graham:いや、多分死なせて後悔すると思うんだよね。出先で考えるんだよ。「なんか家に帰らなくちゃいけない気がする。なんだっけ?」
Stephen:二日後に「クソッ、犬だった!」って。
Graham:僕のボーイフレンドのスコットはすごく犬を欲しがってるんだけどねぇ。
Stephen:なら飼うべきだよ。彼らはすっごく楽しいよ。寂しい時には最高の仲間だよ。キッチンにフンはするけどね。いっつもキッチンの床にフンが落ちてるよ。
Graham:スコットは昔アメリカにいたときに飼ってて、酔っ払って、それこそライスクリスピーをホットミルクで食べなくちゃいけないようなときに、散歩に連れていかなくちゃいけないクソ犬がいるんだぜ。
Stephen:それはEloyがやるんだ。僕は夜に散歩させて朝は彼がやるんだよ。だって僕は朝はベッドから起き上がれないからね。彼は夜型で僕は朝型なんだ。
Graham:それは理想的なボーイフレンドだね。君とEloyはスゴク有名なカップルじゃない。それってプレッシャー?
Stephen:いや、そんなことないよ。全然プレシャーなんかじゃないよ。彼もドイツではアーティストとして本当に成功してるんだよ。
Graham:彼もソロに転向したの?
Stephen:うん。それに彼のバンドがドイツでスゴク人気だった時にはバックストリート・ボーイズが彼らの前座だったんだよ。
Graham:Wow。
Stephen:イギリスで僕に起こったのと同じ事がドイツで彼に起こったんだよ。でもみんなあまりその事を知らないんだ。彼もマスコミ、テレビ、ニュース、全てをドイツで受けなくちゃいけなかったんだよ。
Graham:今ボーイバンドにいるゲイが「自分も大丈夫だ」って考えても、「スティーブン・ゲイトリーの真似してるぜ」って感じでちょっとつまらないく見えるのは変な感じだと思う?
Stephen:もしボーイバンドにそういう人がいるんだったら可哀相だと思うよ。
Graham:もし?(笑う)もしってどういうこと?近頃はボーイバンドがテレビに出てくるたびに「ゲイはどいつだ」って感じだぜ!君も家でこのゲームやらない?
Stephen:いいや。僕のゲームはサウスパークだもん。
Graham:それとも隠されたゲイ・ボーイバンド・ワールドがあるの?
Stephen:素振りとか見てればその人がゲイかどうかって何となく分かると思うんだよね。だから僕に関してはどうしてみんなが6年間も気付かなかったのかは不思議だよ(笑)。
Graham:Well。。。(笑)
Stephen:僕はだた口を割らなかっただけで、決して何にも言わなかっただけだよ。
Graham:ダブリンに帰ったときにはゲイ・シーンに顔出すの?
Stephen:いいや。僕は絶対クラブには行かないし、嫌いなんだ。僕はただバーやレストランで座って話すのが好きなんだよね。
Graham:面白いことに君のAttitudeインタビューを読んだ時、僕は「God!彼の生活は僕のと同じくらい退屈だ!」って思ったんだよね。
Stephen:だって僕の生活はすごく忙しいからね。常にいろんな所に行って何かしてるし。だから自分の時間があるときはくつろいで、リラックスして、Eloyと家にいる方が好きなんだ。
Graham:こんな事聞くのイヤなんだけど、
でもEloyと別れたらどうしようって考えた事ある?実は僕はボーイフレンドとテレビに出る前に知り合ったんだけど、もし別れたら?って思うよ。だって有名で絶望的な状況ってヘンじゃない?
Stephen:僕は考えたことないよ。知り合って6年だし、付き合い始めてからは1年半になる。僕たち毎日普通の事をして、いいことも悪いことも経験して、笑って・・・
Graham:前はどうしてたの?僕の言う意味分かる?
Stephen:前はどうしてたって?
Graham:つまり”伝統的な”な意味でゲイとして
Stephen:僕たちいつも別々の飛行機に乗って、ホテルへも別々の車で行って。。
Graham:いや、Eloyに会う前って意味で。
Stephen:禁欲生活
Graham:ホントに?
Stephen:いや(笑)。
Graham:帽子を被ってセックスしても大丈夫な君が有名じゃない国に行ってたの?
Stephen:そんな生活でもないよ。つまり僕は出かけないからね。何人かとの出会いはあったけど、でも真剣なものじゃなかったから。
Graham:すごく怖かったんじゃない。
Stephen:怖かったよ。
Graham:タブロイド紙に売り込まないって信用できる人じゃないといけないからね。
Stephen:うん。スゴク難しかったよ。でも今はEloyを信じてるからね。
Graham:でも今は誰も信用する必要ないんじゃない。みんな知ってるんだから!
Stephen:まあね。でも僕たちのお互いに対する信頼はスゴイよ。
Graham:でも今ならバカな事もできるよ!売り込む価値がないんだから!さぁ、僕らとセックスしようぜ!もうどこにも売り込めないんだぜ!
Stephen:No! No! 僕らは本当に互いに相手だけだから。だから自分たちを普通のカップルだと思ってる。つまり今は写真にだって撮られるし、買い物にも行くし。初めて一緒の写真がマスコミに撮られたのは僕たちがグッチに買い物に行ったときでね。で、カルティエに指輪を取りに行ってまたグッチに戻ろうと思ってお店を出たときに写真を撮られたんだ。次の日新聞に”独占”って感じで載ったんだけど、記事には「彼らは買い物に行ったけど、何も買わずに帰った」って書いてあって、「買ったのに!袋一杯にグッチの服を買ったのにっ!いくら使ったと思ってるんだ」って感じだったよ。袋を持って出て、写真に撮られるべきだったね。
Graham:グッチから何かもらえるよ。
Stephen:グッチが僕らの面倒見てくれるよね。
Graham:きっと今からしてくれるよ。
Attitude:もう一つ君たちに共通してることってゲイとしてアイルランドで育ったことでしょ。
Graham:僕はCork の20マイルほど郊外で育ったんだ。車で通り過ぎるような場所だよ。僕はそこで出て行く日を待ってたよ。「僕はもう18歳?」って。
Stephen:僕はダブリン育ちだから。スゴク荒れた場所だよ。
Graham:でも君はいい子に育ったよね。
Stephen:みんな玄関先を回って、ヘアスプレーの瓶を1ポンドで売ってたりするんだ。みんな大変なんだよね。あるいはテーブルに6つの椅子だったり。僕のママは実際買ってたよ。僕もステッキを集めてドアからドアを売り歩いたよ。
Graham:まだその時の知り合いは多くいる?
Stephen:そんなには。僕の親友は僕の姉なんだ。彼女は僕がゲイだって話した最初の人だし。一緒にバーに行って、何杯か飲んだ後に話したよ。彼女はそのことに関しては平気だったね。
Graham:多くの人が経験することだよね。でもちょっと盛り上がりに欠けるのは、みんなもう知ってたってことなんだよね。
Stephen:そうだね。でもウィスキーをダブルで行って、話を長引かせちゃうんだよね。
Graham:Smash Hits の読者が君に投票してくれて状況は変わってきてるって言ってたじゃない?でもまだ君がそこに住んでたら未だにカミング・アウトしてなかったと思わない?
Stephen:ううん。僕はもっと簡単だったと思うよ。
Graham:本当?
Stephen:うん。だって有名なわけじゃないし、知ってて欲しい人にだけ言えばいいんだから。そうは言っても、僕の所じゃ誰かに何かを言えば次の日には全員に知れ渡ってるんだけどね。
Graham:そうだね。「ニュース速報。知ってるあの昔ステッキ売ってた子?あの子からステッキ買っちゃダメよ。どっから拾ってきたか分からないんだから!」(笑)君の両親はまだそこに住んでるの?
Stephen:うん。それに僕の2人の兄と弟1人、それから姉1人がね。僕らが子供の時は文字通り、5人で1つのベッドルームって感じだったよ。僕と姉が一緒にベッドを使ってたんだ。
Graham:そのしつけが君に根付いてるんだよ。君は有名人のハデな生活をしてないだろう。
Stephen:ロンドンのあっちのパーティー、こっちのパーティーって行ったりする人もいるけど、でも出かけないことで有名な人たちもいるだろう。ジョディ・フォスターなんてそうじゃない。彼女はどこのパーティにも行かないでしょう。
Graham:そういったバーティは2回顔出せば、出なくたって何も失ってないことに気付くと思うね。でもそういったバーティーに行って、大ファンだった人を見かけて話し掛けてみるんだけど、期待してたのとは全然違ってたってことある?
Stephen:えっと、想像してたほどフレンドリーじゃない人はいるよねぇ。
Graham:おっ、誰か教えてよ!
Stephen:ダメだよ!新聞に書かれちゃうよ、「Stephenが××を非難」って。
Graham:それはもう遅いねっ!マイキーはとっくに泣いてるよ。
Stephen:(笑う)
Graham:僕はどこだかでChrs Eubank と鉢合わせて、いいヤツじゃん、どうしようもないけど、いいヤツじゃんって感じだったよ。
Stephen:人に親切にするなんて簡単なことなのにね。僕は失礼な人たちは大嫌いだよ。
Graham:ショーで僕用に書かれたジョークの中に、本当に意地悪なのを書く人もいるんだよね。僕は「頼むからテレビでそんな事大声で言わせないでくれよ。」って言うんだけど、僕がパーティーに行かない利用の一つはそいつらに会いたくないからだな(笑)。とにかく、君のスキャンダルがまた新聞に書かれるってことはないんだね。
Stephen:ないよ。あれは一番だもん。カミング・アウトがね。
Graham:君はもうタブロイドの重圧から解放されたんだ。
Stephen:あの晩は本当に怖かったよ。僕たちは座って、本当に今起こってるんだって考えてたよ。スカイ・ニュースの明日の新聞コーナーを見ながら。
Graham:大騒ぎになったよね。
Stephen:うん。でもダブリン出身の小さな僕が、昔はステッキを20ポンドで売ってた僕が、今は新聞の一面を飾ってるなんて信じられないよね。
Graham:話を売ろうとしてたヤツに出くわせたらどうする?
Stephen:会うどうか分からないよ。
Graham:なんで?彼は死んだの?ボーイゾーンマフィアが彼を殺したとか?
Stephen:いや、彼の名前は知ってるんだけど、顔とかは分からないんだ。地方のセキュリティだと思うけど。
Graham:少なくとも、誰かが君の人生において、君の事を売ってお金を手にしなくてよかったよね。
Stephen:君ならどうする?残りの人生家で座ってテレビを見てる?それとも外に出て人生を楽しむ?
Graham:誰か有名人が君のところに来て、その事に関してアドバイスを求めた?
Stephen:いいや。僕が何のアドバイスを上げられるって言うの?だってパニック、またパニック、そして3日目には落ち込んでって感じだよ。
Graham:同時にカミング・アウトするって君とEloyで決めたの?
Stephen:Well、もしイギリスでこの話が出たら、絶対その後ドイツでも出るって言ってたんだ。だったら同時にやった方がいいってね。
Graham:彼はクールだった?それとも君と同じくらいバニックだった?
Stephen:いいや。彼は大丈夫だったよ。もし僕がパニック起こしたら彼が僕をなだめて、彼がパニックを起こしたら僕が彼をなだめて、で二人ともパニックになったらただドアを閉めて鍵をかけるんだ!
Graham:今はもう肩越しに誰かに見られてるんじゃないかって心配する必要がないんだから、ホッとしたでしょう。
Stephen:うん。クールだよ。丁度昨日も飛行機に乗ってて、僕はすごく疲れてたから彼の肩にもたれて。直ぐに眠っちゃったよ。でも何の問題もないもんね。
Graham:一緒に働いたりはしないの?
Stephen:みんなにデュエットはやらないのかって聞かれてるんだけど、一緒には働きたいよね。彼のアルバム用に曲を書くとかね。でもデュエットはちょと想像出来ないよ。
Graham:ちょっとオゾマシイかもね。ナショナル・ロッタリー・ショーで二人でスツールに座って向き合って歌ってる姿が想像できるよ。ジェイソン(ドノバン)とカイリー(ミノーグ)のEspecially For Youって感じでね。
Stephen:それはやらないよ(笑)。
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