Stephen GatelyとEloy De Jong が、その劇的なカミング・アウト後初めて、同性愛、女の子、両親、そして彼らのお互いに対する強い気持ちを一緒に語った。
Bravo:あなた達が6月16日水曜日にカミングアウトしたときは本当に驚いたけど、どうして今だったの?
Stephen:マスコミ関係の友達が電話をくれて、新聞社に僕らの話を売ろうとしている人がいるって忠告してくれたんだ。
Eloy:僕らは僕ら以外の人の口からみんなに知られることはいやだったんだ。長い間話し合って僕らの人生の中で正しい決断をするという結論に達したよ。全てが公になる前の晩、僕らは本当にナーバスになってたね。ボーイゾーンのツアーで僕も一緒にイタリアにいたんだけど、ニュースがテレビで流れるのを見ていたよ。でも僕らはリスクを冒さなくちゃいけないって感じたんだ。全ての秘密に終止符を打たなくちゃいけないって。だってStephenと僕は愛し合っていて、一生を共にするって分かってたからね!
Bravo:どうして今まで、あなたたちがゲイだってことを隠してファンにウソをついていたの?
Stephen:カミングアウト自体がすごく大変な決断だったんだよ。それにまだ若くて、バンドにいて有名になりたいって思ってたら、いきなり「ところで僕はゲイなんだけど」なんて誰も言わないと思うよ。僕たちはずっと僕らの秘密と私生活が公になることを恐れてたんだから。
Eloy:そしてファンにとっては僕らの音楽とパーソナリティが何よりも大事なんだって分かった時、重くのしかかってたものから解放されたよ。
Bravo:付き合ってどれくらいになるの?
Eloy:8ヶ月になるよ。去年の10月の終わりに僕はケルンでショーの司会をやったんだけど、そこにStephenがボーイゾーンとして出演したんだ。僕らは既に4年前にロンドンのパーティで知り合って仲良くなっていて、時々お互いに電話してたりしてたんだよ。でもこの晩に僕らはお互いの深い気持ちに気が付いたんだ。
Stephen:今、僕らはお互いへの強い愛を分かってるし、何処へ行くのも一緒じゃなくちゃダメなんだ。Eloyと僕は共通点も多いんだよ。二人とも魚座で、ディズニーファンだし、それにマライヤ・キャリーの音楽も好きだしね。これから何があっても二人とも一緒だよ。
Bravo:Eloy、あなたの亡くなったお父様(訳注:Eloyの父親は96年に亡くなっている)はとても保守的な方だったけど、あなたがゲイだと告白した時のお父様や他の家族の反応はどうだったの?
Eloy:僕が最初に姉のLucienneに本当のことを話したのは僕が17歳の時だよ。で、その夜に母のところに行って、「話さなくちゃいけないことがあるんだ。僕は男の子と女の子とどっちが好きだと思う?」って言ったんだ。そしたら母は「男の子が好きだと思うわ」って答えたよ。彼女は全てを理解してくれたよ(訳注:今でもEloyママはSteoとEloyの一番の理解者みたいなり。)。でも彼女が父に話すのにはそれから一年かかった。父は逆上して、その時から僕と関わろうとはしなくなった。一年間、父は僕に一言も話さなかったよ。彼は僕を軽蔑し、僕は自分の触るもの全てが汚いもののように感じたよ。あれは僕の人生の中で最悪の年だったね。
Bravo:亡くなる数ヶ月前、お父様の容態はとっても悪かったけど、死を前にしてあなたを許したの?
Eloy:僕には分からないね。残念ながら僕と父の関係は良くなることはなかった。僕がCITAで有名になった時、彼は僕の気持ちを理解しようって言ったけど、でも彼は決して理解してくることはなかったよ。父は「きれいな女の子たちがお前に夢中なのに、お前は彼女たちとセックスしたいと思わないなんて理解できない」って繰り返し言ってたからね。
Bravo:これまで女の子と寝た事はある?
Eloy:うん。一回だけ。でも自分はゲイだって分かってたよ。
Stephen:僕も同じだよ。最初は女の子とデートしてたんだけど、でも男の子への気持ちの方が強かったんだ。
Bravo:いつかまた女の子を好きなる可能性はある?
Stephen:No。それはないよ。だって僕らはもう最高の愛を見つけたし、僕らは一生二人で一緒に過ごしたいからね。永遠にね!
Eloy:そうだよ。何も僕らの邪魔をすることは出来ないのさ!
Bravo:もう既にお互いの家族には会ってるの?
Eloy:うん。何ヶ月も前にね。Stephenはオランダで僕の家族と一緒にクリスマスを過ごしたから。僕の母にとってStephenは二番目の息子って感じなんだ。彼女はStephenを最初に見たとき、彼が僕を幸せにしてくれる人だって分かったんだよ。
Eloy:Eloyの家族はイースターの時にダブリンの僕の新しい家に来てくれたんだ。
Bravo:オランダとアイルランド、どっちに住みたい?
Stephen:それはまだ分からないよ。僕らが他のカップルと同じように一つの家庭を築くのは確実だけどね。Eloyはお料理が好きで僕は掃除が大好きなんだ(笑)。
Bravo:アイルランドはカトリック信仰の強い国だけど、
心無いことやヒドイ事を言われるんじゃないかって怖くない?
Stephen:ううん。みんなの反応は全てポジティブだったよ。僕自身カトリックで、まぁそんなに敬虔ではないけど、カトリックを信仰しているけど、僕らが他人に敬意を持って接していれば、僕らも他人からそうしてもらえるって信じてるからね。
Bravo:一緒に音楽作りをすることは考えてる?
Eloy:もちろん僕らはお互いのソロ活動を助けていくよ。でもデュエットとかは考えてないよ。僕はボーイゾーンのツアーに一緒についていって、毎晩ステージの側から見てたんだけど、本当にStephenを誇りに思うよ。彼は"Where Did You Go?" (訳注:ボーイゾーンのサード・アルバム"Where We Belong" に収録されているSteoが作った曲。)を僕に捧げてくれたんだよ。僕はまだレコード契約と司会するテレビ番組を探してるんだけど、僕のファンのことがスゴク恋しいよ。でもみんなが僕のことを待っていてくれて、変わらず僕を支えてくれるっていうのは本当にうれしいよ。
Bravo:自分がゲイだって気がついたのはいつ?
Eloy:9歳の時には自分がゲイなんじゃないかって思ってた。まだスゴク小さかったから自分のセクシュアリティは変わるんだって思ってたけど、でもその年で同性に惹かれてるって感じるのは簡単な事じゃなかったよ。今、この年齢でなら自分のセクシュアリティを受け入れることはできるけどね。でも自分が同性を好きなんだって確信する前からクラスメートたちは僕をゲイだって言ってたからね。彼らはきっと僕が彼らとは何か違うってことを感じてたんだろうね。
Stephen:僕は時々自分が女の子よりも男の子に肉体的に惹かれてるってことは感じてた。で、自分が女の子が好きなのかどうか分からなかったんだけど、でも結局男の子に対しては女の子に感じるのとは全く違う気持だったんだよね。でも僕は自分のそんな気持ちを隠してた。で、15歳の時に姉のMichelleに初めて本当のことを打ち明けたんだ。彼女は僕の親友でいつも僕の支えになってくれたからね。学校ではEloyほどは大変じゃなかったよ。心の広い友達が沢山いたからね。
二人のカミング・アウトを祝福したスター達
The Sun紙にカミング・アウト記事が掲載されるとEloyとStephenには多くの激励の声が寄せられた。エルトン・ジョンはスタイリッシュな花束を贈り、ジョージ・マイケルは自ら電話をかけて来たと伝えられる。そして多くのスター達が世界中から二人の勇気ある行動に対して賞賛した。
Spice Girls:EloyとStephenへのフルサポートにガールパワーを示した。
Bastiaan Ragas (元CITAメンバー:Eloyの親友):直ぐにEloyに電話し幸運を祈った。
George Michael:二人に電話してお祝いを言った。
Backstreet Boys:二人の決断を勇気あるものと称え、二人が世間の支持を得ることを願った。
Courtney Love:二人の誠意を賞賛。
|