-December 10, 2001 Cologne-
Eloy De Jong - 成功を収めたBoyband、Caught In The Act の元メンバーである彼は、再び多くのファンをちょっと早めのクリスマスプレゼントで驚かせた。3年もの長い間待たされたファンは、ついに彼のライブステージを、ケルン大聖堂の前で行われた"Pride Christams 2001" で堪能することが出来たのだ。このニュースはファンを驚かせた。
"Pride Christams 2001" は昨年も行われ大成功を収めたイベントで、ケルン大聖堂に多くのゲイ&レズビアンたちが集まる。これはケルンにあるゲイ&レズビアンのユース・センター、"Anyway" のエイズ予防を支援する目的で開催され、Eloy De Jongを始め様々なスター達が登場する。
パフォーマンスの前にEloy De Jongへのインタビューが行われた。私はEloyのことを何年も前から知っているが、今回のEloyは全く新しいEloyだった。それはとても自信に満ちていて、パワーが内側から溢れ出ているEloyだ。少し斜視でスウィートな、理想の男性であった彼は、自信を得て、輝いていており、男性でさえ恋に落ちてしまう!ブラット・ピットでさえもスタイリッシュにきめなくてはいけない程だ。そうEloy De Jongが戻ってきたのだ!
Chamaeleon Press:Eloy、あなたは今夜"Pride Christmas 2001" に出演するけど、それについて教えてくれる?
Eloy:2週間前に会場を見たんだけど、ケルン大聖堂を背景にしていて、すごく綺麗だったよ。ステージはとても小さいんだけど、綺麗なクリスマスツリーが飾ってあって、雰囲気がすごく良かったね。今夜のステージがすごく楽しみだよ。少しナーバスになってるんだけどさ、だって3年もの間何もしていなかったからね。観客の反応を見てみるさ。多くの人が来てくれたらうれしいね。でもやっぱり緊張してるよ。インターネットのホームページ、www.Pride.com が今回の出演をオーガナイズしてるんだけど、彼らと一緒に仕事をするかもしれないんだ。そうしたらまたうまくいくかもね。
Chamaeleon Press:今回は1998年に"Popcorn Live" の司会をして、国内外の多くのトップスター達を紹介して以来のステージだけど?
Eloy:3年前に司会を頼まれて、すごく評判良かったんだけど、次の年は声がかからなかったよ。
Chamaeleon Press:今夜、ファンは再びライブであなたを観ることが出来るんだけど、何を聴かせてくれるのかしら?
Eloy:最初の曲はWe Can't Go Back という曲で、半年前にドイツでレコーディングした曲なんだ。皆にきれいな曲だって思ってもらえると思うよ。僕は長い間みんなの前に姿を現さなかったけど、がんばって色んなことをしてたって知ってもらいたいんだ。This Place In Time も新曲でバラードなんだけど、歌詞はすごく僕にとってプライベートなものなんだ。僕の人生、全てを表してるって感じかな。3番目の曲、We Belong Together はCITA時代の曲だよ。ファンは皆この曲を知ってて、CITAのテーマ曲だと思うんだ。今でも1998年の最後のさよならコンサートで、僕の母がこの曲を一緒に歌ってのを思い出すよ。彼女が一番前の席にいて、正直言って僕は泣いてたね。あの時はすごく辛かったから、だから今夜もう一度この曲を歌うんだ。
Chamaeleon Press:今夜のステージはあなたにとってすごく新しいことでしょう?以前は観客は主にCITAファンだったけど、今夜は色んな、知らない人が一杯来ているんだから。あなたは多くの人にとってのアイドルになったってことなのよね。
Eloy:カミングアウト後の反応は素晴らしかったよ。今夜の反応もいいといいけどね。皆が僕の歌う3曲を楽しんでくれるといいね。
Chamaeleon Press:どうしていい声をしていて、いい曲も書けるアーティストにとってレコード契約が難しいのかしら?歌えない人たちがビッグ・スターにされて、レコード契約を簡単に手に入れてるって言うのに。どうしていいミュージシャンたちがレコード契約を出来ないんだと思う?
Eloy:そう言ってくれてありがとう。でも僕には分らないなぁ。毎日、ファンが僕の家に来て、どうして僕は家にいて公の場に現れないのかを聞くんだ。僕も色々がんばったけど、今のところ運がないんだ。難しいことだよね。どうしてかって?僕には分らないな。でも僕はすごくポジティブでいるから。いい契約が出来る事を期待してるんだけど、もし今夜がうまくいったら、小さいクラブ・ツアーをやって反応を見るかもしれないんだ。待ちきれないよ。またエネルギーを蓄えないとね。僕はグループの解散後に、人生の平安を見つける時間が持てたよ。僕にもプライベートな生活があって、自分のための時間を持つ必要があったんだ。グループにいたときは、常に他の国にいて、常に旅、旅、旅で、健康的な生活とのバランスがあまり取れなかったからね。母や姉に時々会う事が、僕にとっては重要なことなんだ。
Chamaeleon Press:オランダではおとぎ話のような家に住んでて、家には小さな動物園があるんでしょう?
Eloy:僕らはJoeyとWoodyっていう犬を飼ってるんだ。Joeyは白と黒の小さなスージー犬で、Woodyは中型のアメリカン・コッカー・スパニエルだよ。それにCasperとCharlotteという猫が2匹。。そして何週間か前に公園で犬の散歩をしてた時に、駐車場で一台の車がすごい速さで通り過ぎていったんだ。僕はカップルか何かだと思ってあまり深く考えなかったんだけど、そしたら子猫の鳴き声が聞こえてきてね。色んなところを探し回ったよ。もう既に薄暗くてさ。そしたら地面にいた一匹はもう既に死んでたんだけど、もう一匹水に放り込まれてたのがまだ生きてたんだ。これがLuckyだよ。だから今は家に猫が3匹いるんだ。人間が動物にすることって信じられないよね。僕は一匹救ったけど。Luckyと僕の間には特別な絆があるんだ。Luckyは僕と一緒に寝てて、起きると僕の顔を見て飛んでくるんだ。すごく可愛いよね。ああいう物を殺そうとする人間がいるなんて信じられないよ。僕はそういうことをする人間は理解できないね。人間性の問題だよ。
Chamaeleon Press:私生活での幸せから多くの強さを得たみたいだけど、それによって再び、常に旅に出るストレスの多いハードな生活を送る用意は出来てるのね?
Eloy:これが僕にとって本当の自分になれる最初の機会なんだ。それに皆僕が今すごく幸せだってことを知ってるしね。もし再び成功することが出来るなら、よりエンジョイできると思うよ。グループにいたときよりもね。
Chamaeleon Press:あなたのキャリアを簡単に振り返ってみるわね。あなたは8歳の時にラテン・アメリカのダンスを習い始めて、17歳の時にはオランダ・チャンピオンになってるわね。それでCaught In The Actが始まるのよね。この頃について少し話してくれる?
Eloy:Caught In The Actはオランダで何曲かをレコーディングする随分前からスタートしてるんだ。僕らは5人の観客の前でもパフォーマンスしてたんだよ。その後、僕らが成功してからは1万5千とか2万7千とかの観客の前でパフォーマンスしたけどね。僕らは成功の裏と表を見てるんだ。いいことも悪いことも。今はまた一から始めなくっちゃいけないけど、それはすごく楽しみだよ。ホテルにも多くのファンが来てくれて、ショーを楽しみにしてるって言ってくれたんだけど、素晴らしいことだよね。
Chamaeleon Press:CITA時代の経験で何がポジティブなことで、何がネガティブなこと?
Eloy:もちろん成功した事はポジティブなことだよ。小さい頃からの僕の夢だったからね。僕はダンスだけをやっていて、それが最初のステップなんだけど、パフォーマーになりたかったんだ。だから僕の子供の頃の夢が叶ったって感じだよね。ネガティブなことはプライバシーがなかったってことだね。それは辛いときもあるよ。大抵の人はちゃんと、僕にも自分の時間が少しは必要だって分かってくれるんだけど、これが分らない人もいるからね。ハードなときもあるよ。僕だって自分の生活が必要なのに。
Chamaeleon Press:また成功したら、プライベートがなくなって、人目に晒されるのは怖くない?
Eloy:いいや。僕は成長したし、ある程度バランスが取れるようになったからね。グループにいたときは、他の3人のメンバーもいたし、マネージメントを始め多くの人のことも考えなくっちゃいけなかったけど、今度は一人だからね。例えば母や姉の誕生日を祝いたかったら、調整するのは前よりは随分楽だよね。家族に会う時間と社会生活とのバランスは取れると思うよ。それにファンは家族の一員みたいなもんだからね、ツアーに出てても寂しくないし。人を沢山連れて行くつもりだけど、ファンもいてくれるからね。待ちきれないよ。出来るだけ母を連れて行きたいし、友達もね。そしてもちろんStephenをね。まぁ、でも全てが始まるまでどうなるかは分らないけどね。
Chamaeleon Press:どんな曲を書いて、どんな曲を歌って、そしてどんなスタイルになるの?
Eloy:実際はまだどんなスタイルが僕にあってるのか模索中なんだ。今夜歌う2曲がどんな反応を受けるかによって、どのスタイルが僕に合ってるのか見るつもりだよ。もしどっちかの曲の反応が良かったら、それが僕の新しいスタイルになるよ。ただ、まだ色々見てる段階なんだ。僕はどちらかと言うとバラードのタイプで、それが僕のスタイルなんだけど、バラードを出すのって難しいからね。CITA時代はラジオでかかるにはテンポの速い曲じゃなくっちゃいけないって言われてたからね、まだどっちになるか分からないんだ。でも今夜はテンポの速い曲もバラードも歌うから、どっちの方が反応がいいかを見るよ。
Chamaeleon Press:クリスマスはどうやってお祝いするの?
Eloy:家中を綺麗に飾り付けるんだ。それから屋根もね。でツリーを3本買ってきて、僕とStephenで全てをロマンチックにするんだ。すごく楽しみだよ。クリスマス前からすごく楽しくてくつろいだ、いい時期だからね。
Chamaeleon Press:あなたのお母さんが前はファンクラブを運営してたけど、今はこのファンクラブはどうなってるの?
Eloy:あれはCITA解散後にファンが何かを送ったりすることが出来る宛先にしたかったんだ。前はいつも母がサイン・カードを送ってたんだけど、ずっと何の活動もしてなかったからね、今はファンクラブはお休みしてるんだ。でももしも成功すれば、また再開するよ。ファンに伝えることが出てくるからね。これまで特にお知らせすることはなかったし、今もまだないから休止してるよ。
Chamaeleon Press:またファンクラブが出来たら多くのファンが喜ぶわよ。そのチャンスはあるの?ファンはあなたから直接に情報を得ることが出来るのだからね。
Eloy:もちろんマネージメントはそのことについても話してるよ。真剣にやってくれる人が運営してくれれば素晴らしいし、誰かが自分のためにそういうことをしてくれているっていうのは誇らしいよね。時々インターネットで"Eloy De Jong "で検索してみるんだけど、素晴らしいEloyサイトが一杯あるんだよね。信じられないよ。僕は普通の人間なのに、誰かが僕のためにそういうものを作ってくれてるなんて。美しい写真やらが一杯あって、本当にスゴイよ。ただ、多くのファンが家に訪ねてきたり、そういうものを作ってくれたりしてるのに、レコード契約がないっていうのは辛いときもあるよね。多くのアーティストが熱狂的なファンとインターネットのファンサイトを夢見るけど、僕はその全てを持ってるのに、レコード契約がないなんて、すごく問題だよ。
Chamaeleon Press:まだBastiaan、Lee、Ben (訳注:他のCITAメンバー )とは連絡を取ってるの?
Eloy:2日前にBenjaminと話したよ。クリスマスにオランダに来るからって電話をもらったんだ。多分一緒に食事をすると思うよ。Bastiaanは、彼がAida の主役に決まった時に花を贈ったんだけど、その時に話したよ。まだ彼から息子が生まれたって言う連絡を待ってるんだけど、まだ何も聞いてないからね。いつでも大きなテディ・ベアを持って行くのに。
Chamaeleon Press:男の子が生まれたってことは知ってるんでしょう?
Eloy:Bastiaanから個人的にはまだ何も聞いてないからね。新聞で読んだだけだよ。僕らは長い間一緒に過してきたんだから、彼から何か連絡があると思うよ。そしたら赤ちゃんに会いに行くよ。それからAidaもね。僕らはお互い遠く離れてるけど、常にお互いの心に皆いるんだよ。特別なことを一緒に経験してきたからね、それは奪い取れないもので、僕らはずっとCITAだからね。
Chamaeleon Press:最後のCITAの記者会見でBastiaanが冗談で2010年には再結成するかもって言ってたけど、まだそれは可能だと思う?
Eloy:それを考えるにはまだちょっと早い気がするよ。Bastiaanは今はミュージカルで忙しいし、赤ちゃんも生まれたところだしね。でもいつか実現するとは思うよ。僕はやりたいよ。パフォーマンスが出来たら素晴らしいよね。でもその前に僕はソロ・アーティストとして何が出来るのかを示したいからね。でも多分ね。2010年でしょう?まだまだ先の話しだし、僕は色々やりたいことがあるんだ。
Chamaeleon Press:噂っていうものは常に色々飛び交ってるもので、あなたとStephenが結婚して養子を取るって噂も根強いけど、これって本当?
Eloy:色々言われてる事にはいつも驚いてるよ。今のところ全てが真実じゃないけど、養子を取るのは僕の夢なんだ。だけど何年か経って、もうちょっと年を取ってからだね。僕は子供に素晴らしい可能性を与える事が出来るからね、そうすべきだろう?
Chamaeleon Press:Stephenは一度インタビューで、「Eloyは素晴らしい人で、ゴールドのハートを持っているんだ。僕が今まで会った中で一番素晴らしい人だよ。」っ言ったことがあるけど、あなたはそれに答えてStephenに何て言う?
Eloy:それには僕も感激したよ。Stephenはすごくロマンチックなんだ。僕らの関係が売られるって分かった時、僕らは家の前を走り回ったよ。それでどうすべきかを考えたんだ。否定するか、僕らはお互いを選んだって発表して僕らの強い絆を示すかをね。まるで僕ら二人で全世界に立ち向かってるような感じだったよ。まさかあんなに素晴らしい反応を受けるとは思ってなかったからね。(Elto John といったスーパースターでさえStephenとEloyの勇気に賞賛した。)Stephenは僕の愛する人だよ。
Chamaeleon Press:CITAファンは最高のファンだけど、彼らも4年もの間待ってなくちゃいけなかったのはつらかったでしょうね。CITAやあなたのファンはいつでも付いていてくれて、追っかけやら色んな商品にお金を使ってくれるでしょう。それについてはどう思う?
Eloy:あらゆる場所に車や飛行機で行ったりするのにお金をかけるのって、少しクレイジーだと思うけど、どこに行ってもファンが僕を待っててくれてるっていうのは素晴らしいよね。CITAファンは最高だよね。いつでも側にいてくれる素晴らしいファンだよ。全てに感謝してるよ。本当にスゴイと思うよ。
Chamaeleon Press:他に何かファンに言いたいことはある?
Eloy:僕にとって"Thank You "って言うことは大切なことなんだ。カミングアウトは僕にとって常にいつかは起こり得る悪夢で、いつも"Oh my God 、どうしよう"って思ってたんだ。でもついにそれが現実のものとなったとき、リアクションは信じられないものだったね。もう隠れる必要がないってことが本当にうれしかったよ。ついに自由になったんだって。やっと本当の自分になれたし、僕は全然変わってないよ。ファンにはただサポートをありがとうって言いたいし、また成功することが出来たら、待っていてくれたファンとまた昔みたいな感じになったらいいね。
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