函館ダート1700を攻略したい!!
担当・のび
今まで函館開催を無視して来ました。 で、さすがにそれではまずいと思うので、 ちょっとだけ攻略してみましょう(笑)。
ではまず、脚質的な傾向から。 ここでは、穴を取るという見地から、 第1回開催と第2回開催の比較をしたいと思います。
函館ダート1700脚質別連対率(かっこ内は単勝回収値)
まず、第1回はダートが重い事を考えると、 逃げ馬は思った不利っぽいです。 それでも差しまでは届きにくいので、注意です。
ところが、後半になると一転して逃げが粘りだします。 前半意外に逃げが潰れる→積極的逃げが少なくなる→スローペース という手続きを踏んでいるのではないか、というのが僕の仮説です。 その証拠に、マクリの連対率も急増してます。 マクリはスローの方が決まりやすいですから。 単勝回収率は激減してますが、2着が多く複勝率も76%。
他に、函館のダート1700の穴候補として挙げられるのは、通説から、 ●北海道に強い馬の爆発 ●ダンチヒ系、ミスプロ系、アサティス ●降級馬 ●函館得意ジョッキー(ノリ、四位、松永幹)
というのが挙げられると思います。 なので、この●先行有利と4点で激走馬を検証していきたいと思います。
00年7月8日3才未勝利
このレースのラップが、 7.2−11.3−12.2−13.3−13.5−12.9−12.7−12.7−12.7 というわけで、随分落ち着いたペースになりました。 で、穴を開けたソラメンテウナベスはミスプロのアフリートで、ダート替わり。 アフリートのダート替わりの威力は有名なんで割愛。 で、この馬は函館得意ジョッキー松永幹の逃げて穴。 で、この馬なんですが、 福島でも特集したように、12→17の距離延長。 距離延長の馬は先行出来やすいのは函館も同じ。 距離延長は要チェック。
00年7月15日津軽海峡特別
このレースのラップは、 7.1−11.2−12.1−12.7−13.0−12.2−12.4−12.6−12.6 1000メートル62.1の平均ペース。
で、このシロキタティターンは簡単に買えます。 まず、前走芝で8着。人気を落としていますが、 その前は同クラスで3.9.3.4着と実績上位、しかも逃げている。 で、1年前の北海道で、3.2.4.2.1.5と堅実に好走の北海道得意ホース。 これだけ人気がなかったのがおかしいと言えるでしょう。
99年8月1日噴火湾特別
このレースは、2回函館の代表的穴レースかも。 上位は夏の北海道爆発血統。 スマートボーイは降級の逃げ馬でアサティス。 トシザミカはダンチヒの外枠の先行馬で前年の札幌で2連勝の夏馬で松幹。 チアリーダーはアサティス。 ちなみにチアリーダーは次の年に札幌で万馬券を演出。 ここでの好走を覚えておけば拾える。
最後に、2回函館で穴を開けた2頭の戦績を。
スバルバンジー 父アサティス この馬は新馬戦で函館3着。その後不振を極めるが、 1回函館で5着。次走マクリをかまして7番人気3着。 アサティスでもあり、夏実績もある北海道では絶好の狙い目。
エイシンクリバーン 父マーケトリー(ミスプロ系) 去年の噴火湾特別で7番人気で1着激走。 この馬は降級馬で、前々走同条件を買っており、 距離延長で人気薄だったが、 逆にこのレース差し→先行と、距離延長の穴パターンで快勝。
と、この2頭は2回函館ダート1700の穴パターンとして使えると思います。
では、今週のまとめとして 2回函館ダート1700で穴を目指す上で一番大切なのは、 @北海道激走歴 Aダンチヒ、ミスプロ、アサティスなどの夏血統 だと思われます。 全てがこうではありませんが、 北海道激走馬は、近走不振だと人気も落ちるが巻き返すので注意。 さらに、 B先行できる C降級馬 であればなおいいという感じ。 先行できる、には、ダート替わりや距離延長で突如先行にも注意。 最後に、 D北海道騎手 まで抑えておくと、完璧。
自分的には、重要度は@〜Dの順番だと思いますが、 その辺の統計は取っていないので、あしからず(笑)。
追記 ローテーションについて、調べろみたいな意見がありましたので、調べました。 激走のうち、6割以上が前走函館ダート。 ついで函館芝、福島ダートでした。 前走函館は合わせて7割以上。 函館2〜4走目で変わる例が多いみたいです。 で、類推するに、 福島や阪神などから転戦して人気になる馬がこけ、 函館で滞在していた元気な馬が穴を開けるんじゃないでしょうか? つまり、夏の暑い本州で働き、輸送した馬より、 函館で滞在した馬の方が余力が残っているのではないかと思います。 これはあくまで仮説ですが、 ちょっと注意深く見てみると面白いんじゃないでしょうか?
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