今週の処方箋 第12回:ローカル芝中距離に良く効く薬

のび(以下の):パリーグはもの凄い事になってますねぇ(笑)。

Scan(以下す):あ、今日はどうなってるの?

の:ゲーム差なしで3チーム並ぶことになりましたよ。

す:へぇ、凄いねぇ。お、巨人完封負け

の:今日巨人が負けた事で、マジック対象チームは広島らしいですよ(笑)。

す:おぉ、これで逆転優勝の目が(笑)。

の:全然行けるでしょう(笑)。

す:古田の居ないヤクルトなんて楽勝だよね。

の:そんなヤクルトも8連勝してましたが(笑)。

す:スパートが早すぎたと思っておこう(笑)。

の:じゃぁ、広島はマティリアルやっちゃいますか?  

す:すまん、英語分からないんだけど……。

の: いや、馬の名前なんですけど(笑)。追い込み勝ちって事ですよ(笑)。

す:あ、そういうことね(笑)。俺はそこまでの期待はしてないよ。広島はブロードアピールで充分(笑)。

の:巨人差せないかなぁ(笑)。


2001年9月2日 不知火特別 小倉芝2000 1000万下  

着順 馬名 騎手 位置 人気
マーケットプライス 11−10−5−5 フジキセキ
マルブツグローバル 池添 4−4−5−5    タマモクロス
キンショーテガラ     秋山 13−13−11−8   ラグビーボール

  配当 馬連 4350円  

の: まぁ、野球も終わったことだし、そろそろ始めましょうか。
す: じゃ、僕は不知火特別を。
の: でしょうね(笑)。二人とも取りましたし。そういや、二人とも勝ったのって連載始まって以来なのでは?(笑)
す: 俺の責任が大きいよね、すまん(笑)。
の: Scanさんが負けてばかりいるからですもんね(笑)。
す: ほんと、スマン(笑)。で、ここのマーケットプライス軸なんだけど、色々理由はあるんよね。その中でも一番の理由は「前走芝1700で楽に差し切ってる」というところなんだよ。
の: 17→20パターンですか。17と18の差は何かありますか?
す: 最初の直線が短い分、1700の方が1800よりも先行有利だと思う。ただ、それだけにマクりも1800より増えてる感じがするけど。
の: なるほど。僕も17→20だから○でした。
す: そうそう、先行有利の1700で差して圧勝してるんだから、2000のここも面白いだろうと思って軸にしてみたんだよね。
の: なるほど。
す: まぁ、帰ってからTARGETで見てみたら、この馬の前走(芝1700)は、Hペースで差し馬が台頭してたみたいなんだけど(笑)。
の: まぁ、いいでしょ(笑)。
す: あと、この馬の本命の理由でもう一つ強調するならば、サンデー×Nテーストが古馬になって大成するケースがよく見られるので、フジキセキ×Nテーストのこの馬も今が伸び時なんじゃないかな、と思ったからかな。
の: ノーザンテーストも昔はそう言われてましたよね。
す:

うん、ここらへんは正に「サンデーは母父の特色を色濃く出す」だね。

の: ですね。
す: で、1700→2000がプラスだった勝ち馬と対照的なのが、1800→2000がマイナスになったマルカミラーとキンショーテガラ。まぁ、マルカミラーは体調が万全じゃなかったみたいだけど。
の: キンショーは、普通は差し脚質なんで、プラスに働きそうだったんですけど。
す: キンショーは長くいい脚を使うというよりかは、一瞬いい脚を使い、そこから粘りこむ、という競馬が向いてない?
の: でも、前走は鮮やかじゃありませんでした?
す: 前走はマクったやつだよね。あれは小倉1800のよくあるパタ−ンかと。
の: あれマクリだったんですか(笑)
す: あ、マクリ差し?(笑)って、それは競艇用語か(笑)
の: 分かるからそれでいいっすよ(笑)
す: まぁ、ここもキンショーテガラは上がり最速を出してるんだけど、長く良い脚が求められる2000は脚質的に合わなかったんだと思う。
の: こういう脚質の馬は、人気で軸にはしづらいですよね。
す: だね。ちなみに、のびさんの◎の理由は?
の: この日の8Rでセットプレーが内で粘って前残りになったレースを見て、こりゃ外差しは届かないな、と思ったんですよね。
す: なるほど。
の: で、内でパワー馬場強そうなマルブツ(池添)に◎打ったんですけど。
す: むしろ、「池添」の方が、のびさんには強調材料なんでしょ(笑)。
の: えぇ、ラブ・池添です(笑)。

 


2001年9月2日 HTB賞 芝2000 1000万下  

着順 馬名 騎手 位置 人気
トウカイポイント   岡部 7−7−6−4 トウカイテイオー
トップコマンダー   勝浦 7−7−9−4 コマンダーインチーフ
アグネススペシャル     四位 14−14−14−9 サンデーサイレンス

 

配当 馬連 6870円

 

 

の: じゃぁ、僕の方を。HTB賞なんですが。
す: これ、3行くらいで終わるんじゃないの?(笑)
の: いや、5行くらいで(笑)。いいっすか?
す: はいはい、どうぞ。
の: 結局、
の: 札幌は、
の: 岡部と、
の: 降級馬が、
の: 強い。
の: はい、5行(爆)。
す: 1行で充分やん(笑)。
の: はい(笑)。まぁ、何度も言ってる事なんですけどね。
す: これ、芝・ダート・距離に関係なく、なの?
の: たぶんそうですね。まぁ、岡部はあと、札幌2才Sにしか来ないでしょうけど(笑)。
す: だろうね(笑)。
の: で、アグネススペシャルなんですが、前に行けそうにないメンバー構成の時はお客さんな、決め手ないダメサンデーですね(笑)。
す: だね。イングランドシチーあたりに楽勝してても(前々走・北洋特別)、なんの自慢にもならない(笑)。
の: で、トップコマンダーですが、難儀な馬ですよねぇ。◎にしときながら言うセリフではないですが(笑)
す: なんで◎にしたの?
の: 内枠でしたし。この馬馬群は気にしないし、内突いて準オープンで来ましたからね。
す: え、内枠だったらなんで◎なの?
の: 内枠はコースロスがないから、フラットな馬場や小回り(マクリがなさそう)なら、4角取り付き好走って結構あると思って。
す: あ、なるほどね。だから不知火特別もマルブツを本命にしてるのか。
の:

いや、あれはさっき言ったように池添ラブという理由も大きいですけどね(笑)。
しかし、こういう内枠差し馬、好きなんですよねぇ。 いつか取りたいのが、軽ハンデ内枠のヴァイタルトラック(笑)。

す: さすがにもう無いでしょ(笑)。
の: 僕はまだあると思ってますけど(笑)。で、話を戻しましてトウカイポイントについて一言。
す: はい、どうぞ。
の: 何か、札幌は開幕週から時計速いと言われて来ましたが、結局今来てるのは、ジリ血統なんですよね。来週から、さらにジリ脚馬の躍進が進みそうな気がしますよ。
す: それは僕に「面白いから買ってみ?」と言ってるの?(笑)
の: いや、僕が買いますから(笑)。

   


今日の処方箋

@小倉芝1800(1700)→2000で差し馬台頭し、逆に1800で台頭した先行&マクリ馬が2000でコケた。来年もこのパターンに注意。

Aサンデー(系)×Nテーストの古馬になっての本格化にはちょっと注目。

B札幌は降級馬と岡部。

C札幌はジリ馬の躍進が進みそう。

Dフラット馬場や小回りで、内枠の馬が4角取り付き好走、というパターンがあるので注意。

 


 てことで、第12回目はこのような処方箋が施されました。  

 果たして、この処方箋は、二人にとっての特効薬になるのか?? 

 二人は、大破病から抜け出すことが出来るのか?? 

 次回以降も、期待しないで待っていてください(笑)。

  このお話の登場人物はフィクションです(笑)。