今週の処方箋

第6回:新潟芝に良く効く薬


のび(以下の):さ、今週も張り切って行ってみましょう!

Scan(以下す):あれ?大破日誌みたけど、君、へこんでたんじゃなかったっけ?

の:空元気です(笑)。

す:ま、競馬やってりゃそんなことしょっちゅうだから(笑)。

の:はい。気を取り直してトーク頑張りますよ!

す:ここんとこ暑いんだから、そんなに熱血にならんでくれ(笑)。

の:暑い時にこそ暑い物を食らう!! これが漢っすよ!!(笑)。 ってことで、
  
「直前に 予想を変えたら 万券逃げて 精神的にも 超大破」
  で、ぐうの音も出なかった、のびと、

す:「口座には 金がないから 微破に留まる」なScanの

の:二人でお贈りします。

す:って、二人ともダメじゃん(笑)。

の:だから、早く大破病を治すために頑張りましょう!


2001年7月22日 豊前特別 小倉ダート1700 500万下

着順 馬名

騎手 位置 人気
タガノテースト   小池
1−1−1
ノーザンテースト
マテリアルワールド   石山
 4−2−2
ティンバーカントリー
ユーセイプライム 鮫島
5−5−3
ソヴィエトスター

配当 馬連 2420円

の:
痛恨。マテリアルワールドはお客さんだと思ったんですけどねぇ。
す: 小倉ダートはティンバーに合うからねぇ。なんでお客さんだと思ったの?
の:
いや、石山だから(笑)。差し馬ですし。
す: ああ、石山というのには納得(笑)。
の:
差し馬を石山が先行させるとは夢にも思わなかった(笑)。
す: 馬が勝手に行ったのかもよ(笑)。
の:
鮫島がうまいと思ったんで、鮫島が2着に差してきていれば、函館記念分も取り戻せたんですけどねぇ。
す:

あそこまで行って差せないのが小倉のダートなんだよ(笑)。

の:
72倍だったんだよなぁ。300円持っていて。石山にうまく乗られたっす。まぁ、このセリフはあと何年先まで使わないんだろうけど(笑)。
す:
次に言うのは、3〜4年先のクラシックトライアルだな(笑)。あ、マテリアルワールドって、いかにもティンバーって感じだよね。
の:

どの辺がですか?

す: 軽い馬場じゃスピードに対応できず4,5着に甘んじるけど、力の要る馬場じゃパワーを活かして先行して勝ちきるという、いかにもアリダーと似たような成績だね。
の: あ、ほんとだ。石山じゃなきゃなぁ(笑)。ま、鮫島は乗れそうな感じがします。
す: 俺はまだ様子見るよ。まぁ、こういうのは先取りした方が勝ちなんだけど(笑)。だから、先物買いって手もあるよね。
の:
僕は買っておきます(笑)。4着のコスモアースは、阪神ダート1400を差し切っているので、いかにもお客さんですよね。
す:
そうだね。基本的に差し軽視なんだけど、特に阪神ダート1400で好走した差し馬組は、全くといっていいほどいらない。
の:

あと、タガノテーストとマテリアルワールドは休み明けなんですが、この時期は仕上がって入れば、休み明けはむしろ狙い目ですよね。2頭とも降級馬だし。

す: そうそう、それは基本。使ってきた組も夏バテの頃だし。ただ、俺が買うと来ないんだよなぁ(笑)。
の: そんなの知りません(笑)。あと、ノーザンテーストって、重いダートの方が良さそうなんですが。
す: そうだね。小倉ダート1700で良く来るよ。ノーザンテースト産駒は基本的に 斬れ味は無いけどスタミナがあって渋太い馬が多い。かと言って、パワータイプとも言えないだけど(笑)。まぁ、重いダート向きではあるよ。
の: メモメモ。で、タガノテーストについてなんですけど、
す: おいおい、まだノーザンテーストの話終わってないよ。ちゃんと人の話は最後まで聞きなさい(笑)。で、そういう風に渋太い(粘っこい)馬が多いから、Hペースでズブズブの展開や、重い馬場で体力を削られるレースなんかにはノーザンテーストが生き残るんだよね。サバイバルレース、みたいなのにはピッタリ。
の:
芝の多頭数の激戦はノーザンテーストって言いますしね(笑)。
す:
たぶん、それも同じ理由からだと思うよ。
の:

で、タガノテーストを本命にしたのは他に二つ理由がありまして、まずは先行有利の小倉ダートで、逃げたい宣言をしていたから。次は、休み明けなのに−8キロなら仕上がってるだろうってことです。

す: さっきも言ったように、この時期の休み明けは狙い目だよね。ただ、−8キロは逆に怖いけど。
の: まぁ、休養前は太かったですから(笑)。他にも、ユキノスミレ、イケハヤブサ、ロードプラチナムみたいに、増えてる馬が活躍した週でもありましたね。これらは休み明けじゃありませんが(笑)。
す: まぁ、34キロ増えていて3着だったサンデーミッチーみたいに、この時期にみっちり稽古した上での馬体重増はマイナスじゃないよ。特に休み明けはそう。
の: マイナス体重だと、夏バテかもしれないですしね(笑)。
す: そうそう、夏バテが一番不安(笑)。あぁ、俺も夏バテしたいよ(笑)。

 


2001年7月22日 3才上500万下 新潟芝2200 8R

着順 馬名

騎手 位置 人気
スタンドオフ     蛯名
 9−8−8
ラグビーボール
ヤマノエクスプレス     村田
3−2−2
リアルシャダイ
マイネルスプリング   後藤
11−10−9
ダイナガリバー

配当 馬連 1550円

の:
僕なんとなく新潟の芝を掴みましたよ!
す: へぇ。どんな感じなわけ?
の:
とにかく、3才馬と関西馬と降級馬の天国です(笑)。
す: ほんと来るよねぇ。俺の買ったプレジオ以外(笑)。
の:
それは新潟の話じゃないっすから(笑)。ここも、関西馬の3才馬が勝って、降級馬が2着。
す: だねぇ。関西馬も降級馬も、毎年の光景って言ってしまえばそれまでだけど、それでも顕著だよね、この傾向が。
の:
ですよ。あと、随分差しが届くようになりました。このレース以降、芝は全て、先行と差し追い込みの組み合わせ。
す: さすがに、前を逃がしたらやばいってことが、分かってきたんだろうな(笑)。乗る方も予想する方も難しい(笑)。
の:
ほんと難しい(笑)。で、気付いたことなんですけど。
す:
はいはい。
の:

と引っ張っておいて、次のレースのトークまでもったいつけます(笑)。

す: 眠いから、早くしてね(笑)。

 


2001年7月22日 五泉特別 新潟芝1400 500万下

着順 馬名

騎手 位置 人気
ティエッチグレース     田中勝
 3−3−3

カポウティ
マチカネトラノスケ   後藤
 16−17−17
ティッカネン
グレードビーナス   高山
9−8−8
ロドリゴデトリアーノ

配当 馬連 710円

す:
ここも降級馬同士で決まってるね。
の:
そうそう。ともかく日曜8R以降の条件戦連対馬は、全て3才馬か関西馬か降級馬っすから(笑)。
す: へぇ、そんなにか。
の:
だから、ここに当てはまらなかったら全消しでもいいんじゃないっすか(笑)?
す: それはやりすぎだと思うけど(笑)。
の: やっぱり(笑)。で、ここで目をつけたいのは、複勝4.3倍をつけたグレードビーナスなんですけど。
す: おぉ、ロドリゴが来てるやん。
の:
そう、しかも芝替わりなんですよ。前日もラストタイクーンの芝替わりが単勝30倍台の穴を開けまして。来週からも、セニョールグループが穴を開けていくんじゃないかと。特に芝替わりで。
す: へぇ、セニョール要注意だね。
の:
で、ここももちろんマチカネトラノスケの追い込みが届いてます。開幕週とかなり傾向変わってきました。
す: だねぇ。しっかし、ロドリゴなんて時計の速い馬場で来るとは思えないけどなぁ(笑)。
の:
でも、今の新潟芝って、芝が長いせいか「時計のかかり始めた東京向き」の馬が来ていると思いません?スタンドオフにせよ、マチカネトラノスケにせよ、メインのイケハヤブサにせよ。
す:
あ、だからジリばかり来てるんだ(笑)?
の:

タイムが速いのにだまれさてはいけないです。タイムがモノを言うのは直線レースくらいで(笑)。で、ローカルだと小回りで動けなくて届かなくて、高速馬場だと前が止まらなくて届かないような、洋芝府中向きが結構来ている感じがします。トラノスケもスタンドオフもそうじゃありません?

す: 確かに両方とも、洋芝府中で来そうな馬ではあるね。
の: そういう馬を狙え、と。タイムにだまされてはだめ(笑)。
す: それが、新潟のタイムは2秒プラスして見ろ、につながるんだ(笑)。
の: そこまで考えてなかったですけど(笑)。ま〜、1000で2秒違うなら、2000で4秒違うんじゃないっすか(爆)?
す: それは言い過ぎじゃない(笑)?
の: で、洋芝府中向きの馬が、府中よりさらに威力を発揮する、って思う理由として、先行馬を逃がしちゃ行けないっていう騎手心理もあるでしょうし、Scanさんのホームページの資料室の決め手欠きタイプにあるように、 直線が伸びると前をかわす、って事じゃないでしょうか?
す: あ、なるほど。「府中の直線があと100M長かったら、ジリ脚は前の馬をかわせる」ってやつだね。
の: まぁ、資料室では200でしたが(笑)、そういうことだと思います(笑)。で、8Rのヤマノエクスプレスは、時計のかかる府中で3着3着を繰り返して、小回りの福島で11着と惨敗した馬なんで、 たぶんここは狙い目の、洋芝府中向きの馬だったんでしょう。リアルだし、降級馬だし(笑)
す: 結局降級馬に行き着くんだ(笑)。
の: はい(笑)。でも、洋芝府中向きなんて、まさにドリームカムカムだったり(笑)。3才馬だし(笑)。
す:

3才馬にも行き着くんだ(笑)。でも、気持ちいいほど当てはまってるね(笑)。

の:

だから、結構掴めたのかなぁ、って思いこんでます(笑)。では、まとめると、
@3才馬と降級馬と関西馬が超有利
A差しが届くようになった
B洋芝府中向きの馬が来る
と、こんな感じじゃないでしょうか?まぁ、1000メートルとかは別なんでしょうけど(笑)。

す: まぁ、これからどうなるか分からないけどね(笑)。
の: 水をささないでください(笑)。

今日の処方箋i

@小倉ダート1700は基本的に前残り。差し馬軽視。

Aティンバーはアリダー。小倉D1700に合う。

B差し馬でも、阪神D1400差し好走組は特にいらない。

C鮫島は乗れるかも?

D夏の休み明けは買い。

E馬体重マイナスよりプラス。マイナスは夏負けの可能性も。

F新潟芝は、とにかく降級馬と3才馬と関西馬。

G新潟芝は差しが届きだした。

H新潟芝は、洋芝府中向きを狙え。

I新潟芝でセニョールグループに注意。特に芝替わり。


 てことで、第5回目はこのような処方箋が施されました。 

 果たして、この処方箋は、二人にとっての特効薬になるのか??

 二人は、大破病から抜け出すことが出来るのか??

 

 次回以降も、期待しないで待っていてください(笑)。

このお話の登場人物はフィクションです(笑)。