Python CE 2.2+ for HPC Readme
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注意
表のページにもしつこく書いておきましたが、私はPythonやWindowsプログラムについてはあんまり良く知りませんし、専門家の皆さんからみるといい加減なこと、おかしなことをやっている場合が多々あるかと思います。そのような専門家の方は、是非、私に替わりまして、HPC用のPythonの移植や配布を行って下さるようお願いいたします。
Installation: インストール
1. ご使用のCPU用のZIPファイルをダウンロードする。
2. 解凍して、(\Storage card\Python)などのディレクトリに入れる。
* ディレクトリ構造を維持したままで解凍して下さい。
* ファイル名などの大文字小文字を変換せず、そのままでコピーして下さい。
HPC2000用のPythonは、どのディレクトリーからでも動くので、CFなどに入れるとメインメモリーの空きが大きくて快適です。
3. Pythonが起動しない場合は、'site.py'の最初の方にある'sys.path'の設定が、
ご使用になっている環境と合っていない可能性がありますので、変更してみて下さい。
4. お好みに合わせて、デスクトップやスタートメニューにショートカットを入れましょう。
5. .py と .pyc をPythonCE22.exeに関連づけしておくと、更に快適です。
SmallTweakとかで、簡単に出来ます。
http://tillanosoft.com/
以下は、オプションです。最初は、これらのオプションを入れないで
まず、Pythonが起動するか試してみて下さい。
6. input(), raw_input() などの関数を使うには、pcceshellg.pyをリネームして保存し、
Extraディレクトリーに入っている"pcceshell.py" をPythonCE22.exeのディレクトリー(又はsys.pathで指定したディレクトリー)にコピーして下さい。
この場合、誠に申し訳ないのですが、いい加減なエイリアス機能とコマンドラインのヒストリー機能が付属してしまいます。そして、 pyalias.py と pyaliasをLibディレクトリー(又はsys.pathで指定のところ)に入れる必要があります。
7. execv() 関数や、それに基づいた関数のクローンを使うには、Libディレクトリーに入っているos.pyの名前を変えて保存し、Extraに入っている os.py と oscce.pyをLibに移して下さい。
8. また、CalldllというモジュールもCE用に移植しました。
これは、CEにある各種DLLの中の関数を自由に呼べるAPIです。
dll.py というモジュールで操作を簡略化出来るようにしてあります。
(そうは言っても、APIの使い方やCalldllの引数のタイプの指定の仕方などを知らないとならないですし、ポインターや構造体のやりとりをするのも結構面倒ですが、Python用のモジュールが存在しないDll内関数にアクセスできるので、何かテストしたりするのには使えるでしょう。)
Current status 現在のステータス
HPC2000 MIPS version 私が自分で使ってる範囲では、さしたる不具合もなく、快適です。
デバッグビルドの時に比べると、格段と早いです。(ただしデスクトップに比べればもちろん遅い)
Pythonコンソールで、日本語の入出力も出来ます。(ceshellg.py を使った場合。)
*Edit_GetLine関数はユニコードを吐き出してる様ですが、そのままだとprint 文とかで出力してくれないし、site.encoding も効いてるのかどうか今一よく分からないし、コンソールからの入力を取り込む時点で'mbcs'のストリングにしています。文字数数えたり、reを使うにはユニコードの方が良さそうですが、その時には簡単に変換できるし、今のところ不自由は感じてません。
os モジュールの mkdir とかは、いずれにせよ日本語は受け付けないですが、そもそもディレクトリーに日本語を使うのは嫌いなので、個人的には問題を感じません。ただし、半角の「メモリ カード」や「プログラム」などのディレクトリーにアクセスしたい場合は、日本語の通るmkdirなどを作って、site.py などで os.mkdir = osj.mkdir とかしてやれば良いのでしょう。
*試しに、「テストディレクトリ」(全て全角)というのを作って、os.listdir()をかけてみたら、SJISの文字列を一応取って来ますが、取りこぼしてました。暇があったら、解決法を考えてみます。
'testall.py' (regrtest) の結果は、 78 tests OK,.24 tests failed, 37 tests skipped.
Failと言っても、CEのメモリー空間の制限でメモリーエラーになったりしたものが多いようです。
そのうち、他のCE Pythonと比較したりして、問題点があれば改善します。
Pystone の結果は、結構変動があります。(CE3.0 HPC2000 TX3922 MIPS clone with 32MB RAM,
512MB-CF + PCMCIA-LANcard free program memory = 5.2MB, free datamemory = 5MB )
>>> test.pystone.pystones()
(64.0, 156.25)
>>> !!
(48.0, 208.33333333333334)
HPC2000 ARM version MIPS版と同じ、リリースビルドになりました。
テスト報告によると、おそらくMIPSと同じ状態になったようです。
Pythonコンソールに関連するモジュールの不具合は解決しました。
これに伴って、配布用ZIPも更新したので、古い配布用ファイルを
ダウンロードした方は、入れ直して下さい。
For Jordana 720 とか.
What's new?
02/09/13 14:33
単一ZIPファイルでダウンロード、インストールできるように
して欲しいとの要望があったので、ブラッドさんのところに
行かないで、私のWEBから必要なものが揃うようにしました。
しかし、この結果、ZIPファイルは大きくなりました。
Extraディレクトリーは、興味がなければ特に必要ありません。
また、Libディレクトリー内のtestディレクトリーなども
テストしないなら必要ありません。
これに伴い、このファイルのインストール方法の部分などを変更しました。
その他に変わった点:
PythonCE22.EXEが変更されています。これに伴い、ダイアログ周りの
修正が加わったので、古いpcceshell.py, ceshell???.pyを改造して
使っている人は、Help/Aboutのダイアログ周りを変更する必要があります。
無修正で使っていた人は、単にpcceshell.pyを新しいものと入れ替えて下さい。
この変更は、PythonのアイコンをタスクバーとAlt-Tabの切り替え時に出すのと、
Help/Aboutダイアログの変更、そして、アイコンの色の変更のみで
機能的な修正はありません。
また、ディストリビューション方法の変更に伴い、alias.pyを書き換えて、
エイリアスファイルをsys.pathの通ったところに置けるようにしました。
以上の変更はMIPS版、ARM版に共通ですが、
ARM版では、変更後のテスト報告を待っているところです。
分かっているバグ: Help/Aboutのダイアログの初期化が
失敗して、テキストが表示されない事があります。
原因はだいたい分かっているので、そのうち直します。
02/09/10 22:54
幸い、大変優れたテスターの方が協力して下さった結果、
数日前に書いたARM版における以下の問題は解決しました。
・・・・・・・・・
現在win32gui周辺に問題があり、
インタープリターコンソールに行けないようです。
症状は、win32guiのインポートでinitwin32guiが見つからないと
文句をいうエラー)
win32gui.mapを見る限り、initwin32gui(モジュールに付き物の
初期化ルーチン)はエキスポートされてるので、Zipファイルに
含まれていた .pyd が古い欠陥品だった可能性などを含めて
調査中です。
コア部分は、動作してるようなので、スクリプトエンジンとしては
既に使えるかもしれませんが、インタープリターが使えないと
つまらないでしょう。
02/09/08 12:11
ARM版のテスト報告が入りましたが、問題アリ、とのことで
ちょっとがっかり。
幸い、長年ソフト開発をしてきた人がテストしてくれてるので、
めげずに、print 文を入れてデバッグしてくれてます。
site.py をルートに入れる必要があったりとか、
どうしてだか分からないけど、同じHPC200でも
テリオスとは違いがあるようです。
02/09/05 16:16
日本語ページを作りました。
Telion
- telionce@yahoo.com -
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