「ふじかわ」 373系 富士〜甲府
1994年10月、それまでの165系電車による急行「富士川」を格上げして、誕生した特急である。身延線は、もともと地方私鉄を国鉄が買収した路線であるという経緯もあって、駅数や急カーブが多く、身延線内の表定速度は50km/h台にとどまる鈍足のローカル特急である。
甲府盆地を抜けると、富士川にそって山間部を下っていく。沼久保付近でぱっと視界が開け、目の前に大きな富士山が現れ、密集する家々を眼下に見下ろしながら、富士宮の市街地に入っていくところは、この線の車窓のハイライトである。
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