「北近畿」 183系  新大阪〜城崎
「文殊」 183系  新大阪〜天橋立
「タンゴエクスプローラー」 KTR001・002系  新大阪〜久美浜


 1986年11月に福知山線の電化が完成して、新大阪〜城崎間に485系電車による特急「北近畿」が、ほぼ1〜2時間ごとのダイヤで運転を開始した。このとき、1961年に登場して最盛期は新大阪〜博多間を結んでいた山陰でもっとも歴史ある気動車特急「まつかぜ」は、「北近畿」に置き換えられて消滅している。新大阪〜城崎間は電化により約10分短縮して、2時間53分で結ばれた。その後、増発により新大阪〜福知山間はほぼ1時間ごとの運転となる。

 1996年3月には、北近畿タンゴ鉄道福知山〜天橋立間の電化完成により、新大阪〜天橋立間の特急「文殊」が新設された。また、それまで京都始発の特急に使用されていた特急「タンゴエクスプローラー」の名称と車両を振り替え、新大阪〜久美浜間に同特急が走り出した。KTR001・002系は、ハイデッカーの車体に天窓を備え、メタリックな外観はいかにも観光特急らしい雰囲気である。


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