1975年3月、山陽新幹線の岡山〜博多間の開業と同時に、キハ80系気動車により、小郡〜鳥取間を結ぶ新幹線接続特急「おき」が、新たに運転を開始した。翌1976年には、車両はキハ181系に置き換えられている。スピードが遅いうえ運転区間が大都市圏から遠く、さらに浜田や益田へは広島からのバスのほうが便利なこともあり、次第に乗客は減少し、本数は登場時の3往復のままで、編成は6両から3両まで短縮された。 2001年7月、島根県内の山陰本線高速化事業が完成し、線路改良により最高速度が120km/hに引き上げられて、新型の振子式気動車キハ187系が登場し、米子〜小郡間は約30分短縮して最短約4時間で結ばれた。短い2両で、グリーン車はない編成である。高速化は好評で、乗客は増加に転じている。 BACK |