![]() 1997年3月、それまでの特急「雷鳥」のうち、新型の681系車両によるものを「サンダーバード」と改称した。681系をベースに、分割併合運転を行うために貫通型の先頭車を採用するなどの変更を行った683系も、2001年より投入されている。最高速度130km/h運転を行い、大阪〜金沢間の表定速度は107.8km/hに達する。ほぼ毎時1本の運転で、「雷鳥」とあわせて30分ごとの便利なダイヤを構成する。特急街道北陸本線の主役であり、日本を代表する特急列車の1つといえる。 湖西線は、新幹線なみに立派な高架橋が続きカーブも少なく、列車は琵琶湖の水面を見晴らしながら130km/hで快走する。長い北陸トンネルを抜けると、列車は北陸の水田地帯を進んでいく。 福井は高架工事中で、金沢は雪国らしく屋根に覆われた立派な高架駅。駅前には都会的な洗練されたビルが並び、乗降客も多く、北陸の中心都市として活気がある。高岡、富山は地上駅。高岡駅は、駅の西側は高架になっているが、木造家屋の黒々とした屋根瓦を眺めながら街に進入していくところに、地方都市という雰囲気がある。富山平野では、晴れていれば雪をかぶった北アルプスの高山の眺めが美しい。 BACK |