東北新幹線のダイヤパターン


ダイヤの概要は以下のとおりである。停車駅のパターンは以前、非常に複雑だったが、2002年12月の改正でパターンダイヤが導入されて大幅に整理され、東京駅を毎時ほぼ同じ時刻に列車が発車するわかりやすいダイヤとなった。


(1)「はやて・こまち」(東京〜八戸・秋田)
 275km/h運転を行うため車両はE2系で、東京から八戸まで約3時間、盛岡まで2時間20分台で走る。毎時1本運転され、盛岡まで「こまち」を併結し、E2系10両+E3系6両の編成である。停車駅は、上野、大宮、仙台、盛岡、二戸ほか1〜2駅が標準である。

(2)「やまびこ」(東京〜盛岡)
 所要時間は3時間20〜30分、毎時1本運転、停車駅は上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台以遠盛岡まで各駅というのが標準。仙台から盛岡までのあいだに後続の速達「やまびこ」に追い抜かれる場合も多い。

(3)「やまびこ・つばさ」(東京〜仙台・山形、新庄)
 毎時1本運転。福島まで「つばさ」を併結し、編成はE4系8両+400系7両が多い。停車駅は、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島が標準である。

(4)「やまびこ」または「なすの」(東京〜仙台、郡山、那須塩原)
 毎時1本運転。ほぼ各駅に停車する。

 東京発はこの(1)から(4)まで、だいたい毎時4〜5本運転されるダイヤになっている。東北新幹線が本格開業した1982年11月には、おおむね「やまびこ」「あおば」が毎時1本ずつの運転だったので、20年を経て乗客も増え、大きく成長したことがうかがえる。


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