「スーパーやくも」「やくも」 381系  岡山〜出雲市


 1965年11月、新大阪〜浜田間を福知山・山陰本線経由で走る特急として登場するが、1972年3月、現在と同様に、伯備線経由の岡山〜出雲市・浜田間に運転区間を変更する。このとき、山陽新幹線の新大阪〜岡山間が開業している。新幹線と乗り継ぐことにより、伯備線は関西と米子、松江を最短時間で結ぶルートになったため、特急が新たに設定されたのである。関西と米子以西は、それまでのメインルートであった福知山・山陰本線経由に代わって、伯備線経由で結ばれることになった。1982年7月、伯備線の電化が完成し、それまでのキハ181系気動車から、振子式の381系電車に置き換えられた。岡山〜出雲市間は約30分短縮されて3時間26分で結ばれ、増発もなされてほぼ2時間ごとの運転となる。

 1994年12月には、改造によるパノラマグリーン車を連結した「スーパーやくも」が登場し、同時に増発により、新幹線に連絡するほぼ1時間ごとのダイヤができあがった。


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