★トロントという街 :
トロントはカナダで一番大きな街。 言ってみればアメリカでいうニューヨークみたいな所かな? 確かに、ニューヨークに似ている点が幾つかあります。
1) 人口が多い
2) コスモポリタン(移民者が多い)
3) 文化活動が盛ん ・・・ミュージック・アート等
4) 物価が高い
5) 冬は寒く、夏は蒸し暑い!などなど。
でも・・・・・ニューヨークの街をイメージしてトロントに来るとガッカリする人も居ると思いますよ。 トロントは確かにカナダでは最大都市だけど、世界的に見たらそれ程の大都市ではありませんからね。 ましてニューヨークの様に活気付いてはいません。 東京や大阪など日本の大都市から来る人にとっては、“田舎の町”としか思えないかも。 実際東京から来た自分も最初、「何て小さな町だろう。これがカナダ最大都市なんて信じられない!!ちょっと期待外れ・・」と感じた程です。 逆に、地方から来た人は「都会」と感じるそうですが。
ダウンタウンは高層ビルが幾つかそびえ立っているし、ショッピング街もあり都会的な雰囲気があるのですが、ちょっと道を外れると住宅街になり、木々がいっぱい。 そこにリスが生活しているといった感じです。(野生の動物と一体化した都会とでもいう所?)
これからトロントを訪れる人へのアドバイス。 まず、日本の様な活気に充ちた文化をカナダに求めない事です。・・・というよりは 『日本が如何に異常な国か』、カナダに来て感じて欲しいと思います (笑)。
特に“物”が日本のように豊富に有る訳ではありません。 いくらトロントに在る大きなショッピングセンターに行ったって、日本のデパートにはかないません。 また、どのショッピングセンターに行ったって同じような物が置かれて有るだけで、日本に比べたら種類は少ないですよ。 日本の物質社会に慣れている人が、カナダにて暮らし始めると物の種類の無さに幻滅する様ですから、その点覚悟してくださいね。 もし日本で使い慣れている物があったら、持ってくると良いと思います。『郷には郷に従え』ということわざが有るように、カナダに来たら日本の生活を忘れて、カナダの生活を満喫して欲しいと思います。 日本では何でもお金を払わないと楽しめない傾向がありますが、トロントではそれ程お金を使わなくても楽しめる事が沢山ありますよ。
● トロントのイベントやコンサート情報を知りたかったら、街角のニューススタンドの横に置かれている『NOW』というマガジンを見てください。 『NOW』マガジンはただです。 ※『NOW』は毎週木曜日に発刊されます。
● 市内電話は掛け放題(但し、公衆電話は別)。 月々一定の基本料金(約26ドル、2000円前後)を払っていれば、トロント市内並び近郊の通話はいくらかけてもただ。 だから、インターネットも時間を気にせずアクセスできます。
日本への長距離通話は現在、意外と安いですよ。 自分はBell Canadaを使用してますが、1分間なんと10¢(8円前後)。 日本国内で通話するより安いでしょ。
気兼ねなく日本に電話できます!● TTC(トロント市の交通機関)の1DAY PASSを買えば、地下鉄、バス、路面電車一日乗り放題です。 料金は大人7ドル50セント(2002年5月現在)。 なんと週末は一枚で大人二人が使えます。
● 夏には街中でフリーのジャズフェスティバルが毎年開催。 ただでジャズの演奏が楽しめます。
● 世界のスーパースターと遭遇するチャンスあり。 トロントは北のハリウッドと呼ばれるほど、映画撮影が盛んな場所です。 スーパースターを街角で見かける事もありえますよ。 それから、スーパースターがミュージックストアーやショッピングセンターでミニコンサート&サイン会をする事も時々あります。
● 冬フリースケート場が何個所か造られ、ただでスケートが楽しめます。但し、スケート靴は持参するか5ドル位払って借りる必要があります。
それからそれから・・・。
トロントではお金をかけなくても楽しむ方法が、探せば沢山あるのです。その反面、トロントの物価は高い! 日本ほどでなくても、カナダ国内で一番物価が高いのでは?! 家賃だって結構するし、食事代だってバカにできないですよ。 日本円に換算すれば安く感じるかもしれないけど、カナダドルでお給料を貰っている者にとっては、けして生活がしやすい街とは言えません。
お給料についてですが、トロント在住の平均年間収入は約3万ドル(約240万円)位だと聞いた事があります。 ワーホリでカナダに住み始めた頃(その頃はバンクーバーでしたが)、最初に貰ったお給料は月1000ドル(その頃の換算率では約10万円)以下でした。 貰うお給料だけでは生活できなかったので、日本の口座から速送金してもらった思い出があります。 話によると、日本食レストランでの時給は平均6ドル(約480円)って聞いてます。 よっぽどの技術がない限り、良いお給料はカナダでは貰えないと思いますよ。 それにカナダでは、収入の20%強が税金で引かれる為、働けば働くほど税金で引かれてしまうのが現状。
そうそう、日本に帰った時「お給料はどのくらい?」と聞かれるのが一番怖い質問なんです。 だって、日本円に換算したら日本の新入社員の初任給と差ほど変わりないですからね。 実際はそれ以下かもしれないな・・・。カナダに来たら 『お金が全てじゃない!』と言う事を、生活を通して是非感じて欲しいと思います。 上記にも書きましたが、トロントではお金を使わなくても楽しむ方法が沢山あります。 日本では味わえない生活体験が出来ると自分は思います。
カナダのカナディアンロッキーなんかの壮大なる自然をイメージ抱いてトロントに来ると、ガッカリすると思いますが、『のんびりした生活をしたけど、都会的な刺激も少し欲しい・・』と望んでいる人には、トロントは適している街だと思います。
トロントにて生活を始めるなら、絶対春先に来てくださいね。 春先ならばそれ程寒くもないし、仕事も見つけ易いですから。