カウアイ島(アメリカ)旅行記
夕方にロサンゼルス国際空港を発って,カウアイ島のリフエ空港へ向かった.今回はマイレッジプラスのアップグレードを使えたので,ファーストクラスで飛ぶことにした.美味しい物が食べられるのではないかと密かに期待していたが,この期待は見事に裏切られた.アメリカ本土からハワイへ飛ぶ便では,ハワイのレストラン”サムチョイ”のレシピによるメニューが用意されていたのだが,これが少し,いやいやかなりエキゾチックであった.「美味しい」,「まずい」とか言うよりも「変わった」という形容がぴったりの料理が出てきた.ソースやドレッシングはパパイヤやマンゴーベースで,トロピカルではあったが,もう一度食べたくなる味ではなかった.食事は期待はずれだったが,シートとその他のサービスは十分に快適だった.
さて,5時間あまりの飛行の後,カウアイ島のリフエ空港に着陸した.到着したときには,ハワイ時間で8時をまわっていたので,辺りはすでに真っ暗だった.荷物をピックアップして,そこで出迎えを待った.今回のカウアイ島旅行は,大家族で集まることになっていて,我々以外のメンバーは既にカウアイに到着し,我々を出迎えてくれるはずであった.20分くらい待っていたら,姉夫婦が,白い巨大なSUVに乗って現れた.姉夫婦とはシカゴの空港で別れて以来,1週間ぶりだった.ニューオーリンズ,カリフォルニアの話をしながら,船のような車に乗って,宿泊先のコンドミニアムに向かった.コンドミニアムまでは,リフエ空港からおよそ30分であった.
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コンドミニアムは,カウアイ島の南東部にあるポイプという街にあった.カウアイ島で一番古くからあるリゾートエリアで,島の中ではもっとも天候が安定していると言われる場所である.2軒のコンドミニアムを借りて,そこに,大人10人,子供2人で宿泊した.さすがにアメリカのコンドミニアムは,この人数でも,非常にゆったりしていた.ちなみに,車の方は,姉夫婦の借りていた白いSUV以外に,2台のフォード・エクスプローラーをレンタルしていて,これで,島内を走り回ることになっていた.
さて,われわれが,コンドミニアムに到着した頃には,当日昼頃日本から到着していた面々は,時差のため既に寝入っていて,顔合わせは翌朝になった.少し疲れていた我々も,簡単に食事をして,すぐに横になった.寝入って間もなく,リビングルームの方がやけに騒々しくなった.シカゴ時間にあっている甥っ子たちが目を覚まし,遊び始めたのであった.何かビデオを見ているようで,その音声が小さいながらも聞こえていた.まきみはこのビデオのストーリー展開がとても気になって,なかなか寝付くことが出来なかった.おかげで翌日は寝不足になっていた.
翌朝,目が覚めて家族ご対面となった.全員揃って恒例のサンデーブランチに出かけていった.すぐそばにあるハイアット・リゾートのサンデーブランチが,今回のお目当てであった.ハイアット・リゾートに到着すると,いきなりすばらしい眺めのお出迎えがあった.入り口を入ると,まずレセプションがあって,その奥には,トロピカルな木々が植えられた中庭があり,そのまた奥に青い海と白い波が見えた.楽園を絵に描いたような感じがした.ブランチを予約したレストランへ入っていくと,そこからも青い海が見え,バックで控えめにハワイアンを演奏していた.この場所で,つもる話をしながら,2時間ぐらいかけて,食事をした.料理の方は,品数が数えられないくらい用意されていて,ローストビーフ,茹でエビ,照り焼きステーキ,すし,天ぷら,中華冷麺,トロピカル・フルーツ,ケーキなどなど,とてもすべてを試すことは出来なかった.
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レセプション |
サンデーブランチでお腹一杯になった後は,ポイプの海岸へ遊びに行った.”ハワイ”という言葉から連想されるような,綺麗な海岸ではなかったが,それなりに楽しんた.ひろしは,甥っ子の仰せに従って,砂浜に埋められたりした.
3日目は,朝から島の西部に広がる渓谷を見に行った.ポイプからおよそ1時間ほど走ると,島の裂け目とも思える,深い谷が出現した.赤茶けた土がとても印象的だった.ところで,この島には野生化した鶏を数多く見かけたのだが,この渓谷を望む崖っぷちにも,なぜか多くの鶏がうろうろしていた.午後はコンドミニアムのそばのゴルフ場へ出かけていった.
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4日目は,かねてよりガイドブックの写真を見て,絶対に行きたいと思っていたビーチへ出かけていった.このビーチは,島の北東部にあって,Moloaa湾という.幹線道路から少し離れたこの湾は,湾までのアプローチが悪く,この島の中ではマイナーな場所のようであった.民家の脇に車を止めて,しばらく歩くと青い海が目に入った.一瞬我が目を疑うばかりの綺麗さであった.砂浜の砂もとても細かく,これぞハワイ!の思いを強くした.辺りを見回すと,他にわずか1組のグループがいるだけであった.広い浜辺をほぼプライベートビーチ状態にして,楽しむことが出来た.前前日の海水浴で,大波の直撃を受けて,海恐怖症に陥っていた甥っ子も,他の人があまりに気持ちよさそうに泳ぐ様を見て興味が出てきたのか,海に入ろうと誘うと,”ぎゅっと捕まえていてね”と言って,海の中に入ってきた.この甥っ子はこのあと一日中,海の中に入ったと言って喜んでいた.夜は,コンドミニアムに帰って,ステーキのグリルを食べた.一人500g平らげたように思う.ステーキとともにカリフォルニアで買ってきた赤ワインを飲んだが,重めのしっかりした味で,ステーキにぴったりだった.
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翌日は,島の北側をドライブした.噂通り,島の北側は天候が安定しないようで,雨が降ったりやんだりであった.岬の灯台(Kilauea Lighthouse)に寄り道をした後,島の北側にあるプリンスビルというとても大きなリゾートを目指した.お目当ては,その中のクイーンズ・バスという,天然のお風呂のようなところであった.大洋を見ながら,ここで一泳ぎした.そのあと,綺麗な海岸線を右手に,鬱蒼としたジャングルを左手に見ながら道路が無くなるまでドライブした.途中タロ芋畑などがあって,南方に来ていたことを再認識した.
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この日の夜は,ポイプにあるシーフードレストランで食事をしたのだが,その後になってまきみが体調不良を訴えだした.翌朝になって,回復するどころか症状はますます悪化して,完全に病人となった.と言うことで,この日はコンドミニアムの中で一日おとなしくすることになった.この日の朝に,妹夫婦とその家族はカウアイを離れてホノルルへ向かった.
翌日は,ボートに乗って島の西側の海岸線へ出かけていく予定であったが,病み上がりで,まきみのコンディションが良くなかったので,予定を変更してゆっくり買い物でもしようとと言うことになった.ABCストアーに行ってTシャツやら絵はがきやらを買い込んで,午後は,コンドミニアムに付いているプール&ジャグジーで休養した.この日の夜の飛行機で姉家族がシカゴへ帰っていった.
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そして,その翌日が我々の最終日であった.この日朝起きると,今度はひろしが体調不良を感じていた.昼過ぎの飛行機に乗る頃には熱も出て,ニューオーリンズに続き2度目のダウンとなった.かれこれ1ヶ月以上各地を転々と旅してきたのだから、二人とも積もり積もった疲れは相当なものだったのだろう.飛行機で飛んでいる間中うなされていたが,サンフランシスコ空港に着く頃には,随分体調は回復していた.サンフランシスコの空港のそばで1泊して,翌日の飛行機で大阪へ飛んだ.こうして無事大旅行は終了した.