ロンドン(イギリス)旅行記
ナポリに続き,3泊4日の日程で,ロンドンを訪れた.
ナポリからは,ミュンヘンを経由してロンドン・スタンステッド空港に到着した.スタンステッド空港はロンドンの北東部にあり,コンパクトでとても綺麗な空港だった.国内線とEU諸国からの乗り入れ用の空港のようだった.おかげで,ヒースロー空港と比べ,スムーズに入国手続きを終え,素早く空港を出ることができた.空港の地下は,イギリス国鉄の駅になっていて,ロンドンのダウンタウンまでは,急行列車でおよそ40分であった.
ホテル(Radisson Grafton Hotel)にチェックインした後,早速,外へ出てパブに入った.チキンウイング&チップスをつまみにビールを飲んだ.ドイツのビールに比べると,イギリスのビールはハーブの香りが強いようだった.ホテルへの帰り道,夜11時を回っていたのにスーパーマーケットが開いていて感激した.同じヨーロッパでも,ここはやはりアメリカの影響が強いようだった.
翌日は,起きたのが遅かったので,手早く身支度をして,サンドイッチを買って,バッキンガム宮殿へ衛兵の交代式を見に行った.11時には到着したが(開始時刻の30分前),既に人が大勢集まっていた.黒い大きな帽子をかぶった,赤い制服の兵隊は,立っているときには微動だにせず,動くときにはかくかく動き,足を思いっきり踏みならしていた.パチンコ屋さんでかかっている行進曲と共に,門から衛兵が入場したかと思えば,ABBAやCarpentersなどの,ポップな曲を演奏したりして,かれこれ1時間近く儀式が続いた.毎日こんなことをしているのか?ところで,衛兵はどこからやって来て,どこへ帰っていくのか疑問に思った.誰かご存じの方いませんか?
|
|
交代式の後は,ハロッズへ買い物へ行った.おみやげを買い込んで,食料品売場などをうろうろして,その場はこれで一時退散し,キュー・ガーデンへ向かった.
キューガーデンは,ロンドンの南西部にある,とにかく広い庭園だ.とても立派な木が所々に生えていて,池にはたくさんのアヒルが泳いでいた.とても全部を見て歩くことなどできそうになかったので,must seeなエリアを歩くことにした.Tropical Forestの温室は,まさに室内ジャングルで,かわった葉を持った木で鬱蒼としていた.ただ,温室内はとても蒸し暑く長居はできなかった.外に出て,少し歩いてはベンチで休み,また少し歩いてはベンチで休み,を繰り返した.ダイアナさんの名前を取った温室もあった.ここには,トロピカルな植物や,サボテンなどが集められていた.我々が訪れた時期は,ちょうどツツジが綺麗なときで,満開のツツジ畑などを見ることもできた.まあ,とにかく広い公園だった.
|
夕方になり,再びハロッズへ舞い戻った.今度は,テリーヌやパテなどをフードホールで買い込んで,ホテルに戻った.この夜は,イタリアで買ったワインを開けて,これらでつつきながら夕食とした.どれもなかなか美味しかった.
3日目は午前中,ピカデリーサーカス周辺を散歩して,大都会ロンドンの雰囲気を味わった.日本の消費不況のあおりで,ピカデリーサーカス前のそごうが閉店に追い込まれていて印象的だった.この後,一旦ホテルへ戻り,着替えを済ませて,本日のメインイベントである,Simpson's in the Strandへ出かけた.
Simpson'sの店内は,高い天井とオーク張りの壁が印象的な,重厚で落ち着いた雰囲気で,少しかしこまった感じがした.注文は,2人とももちろんローストビーフだった.カーバー(給仕)が,銀製の蓋のかかったワゴンで肉を運んで来て,目の前で切り分けてくれた.切り分けられた肉は,ほんのり赤く,量もたっぷりであった.それにグレービーとホースラディッシュが添えられていた.カーバーにさりげなく(のつもり)チップを渡し,ローストビーフを味わった.肉とグレービーソースがとてもよくあっていて,とても美味しかった.しつこさもなく,あっという間に平らげて,お腹いっぱいになった.大満足であった.我々が引き上げる頃には,店内はビジネスランチのお客で満員になっていた.
その後は,グリニッジに足を伸ばした.ドックランドという再開発地区を抜けて,テムズ川をトンネルでくぐり,そこから5分ぐらい歩いたところに,旧天文台がある.もちろんここでは,経度0度の線上と,世界標準時を刻む時計の前で記念撮影をした.この旧天文台は,少し小高い丘の上にあって,ここからロンドンの市街地を遠く望むことができた.
|
|
|
時計 |
夜は,ダウンタウンに戻ってインド料理屋に入った.しかし,それにしてもロンドン市内には数え切れないくらいインド料理屋があった.インド系の人がやっているインド料理を是非食べたいと思って,店を探し始めたら,そんな店が山のようにあって,どこに入ったらいいのか分からなくなった.結局,特に理由もなく,とある店に入った.カレーを2種類注文した.このうちチキンカレーのマデラ風というのがとても美味しかった.日頃ヨーロッパの人は辛い料理に弱いとの印象を抱いていたので,ここの辛さは,ヨーロッパ人は耐えられないのではないかと心配してしまった.
翌朝は,荷物のパッキングを済ませて,ホテルをチェックアウトして,The National Galleryへ行った.お目当ての印象派のコレクションはまずまずの品揃え.ゴッホのいすや,綺麗な青い空が描かれた絵が特に印象的だった.モネはいつもながらの,遠くから見ると,水に映る影がとても綺麗に見える絵があって,これが良かった.
ロンドンでの旅程の最後を締めくくったのは,中華街での飲茶であった.エビ餃子のエビはぷりぷりで,焼き鳥風の鶏肉も美味しかった.ゴマだんごをかじりながら,ホテルへ荷物を取りに向かい,そこから,地下鉄を使って,ヒースロー空港へ向かった.とにかく今回のロンドンでは,飲み食いに明け暮れ,大満足であった.
夕方の便で,フランクフルト空港へ発ち,一旦マインツへ戻った.ここで1泊して,翌日のユナイテッド機でワシントンDCへ飛んだ.