Day9.Sep10
朝から水着で出かけていざ湖に向かった。HeikoとJulieも一緒に2漕のパワーボートを借りて、ジェットスキーをするために沖に出た。午前中は天気も悪かったので、水上はとても寒かった。一度水の中に飛び込んで泳いだら、その後たまらなく寒くなってしまって辛かった。けれど、午後になると晴れてきて、俄然みんなやる気満々になって私も楽しくなってきた。私はジェットスキー初挑戦だったので、みんなに「よしユミコやってみろ!」と言われても「まだいいまだいい、先誰かやってから!」などと弱気になっていたのだが、皆の激励と共になかば強制的にボートから落とされた。やるからには成功させるぞ!と強気になって、いざ挑戦。はじめの3回くらいは全然立てなくて、すぐにバランスを崩してひっくり返ってしまったけれど、4回目でやっと立ててほんの少しの間滑ることができた。水を切って走る感覚がたまらなく気持ちよくて、かなり面白かった!その他にも、実際にパワーボートの運転もした。私は車の運転もしたことないのに、Holgerに「右、右、まっすぐー、はい、左、左!OK、ハイスピードだ!」と言われる通りに、時速100キロ以上出して運転してしまった。とにかくボートはすごいスピードが出るので、スピード狂のHolgerが運転すると、いつ振り落とされるか本気で焦るほどスリル満点で、私たちは声がかれるほどエキサイティングして楽しんだ。湖はとても大きくて走っても走っても有り余るほどで、水もきれいで周りを囲む景色も最高で、本当に気持ち良かった。一日中水の上で大騒ぎして過ごしていたので、夕方には満足感と共に体もクタクタになった。
バンに乗り込んで、さぁキャンプサイトに帰れるぞと思ったところ、Heikoが「Now, Let's go jumping!」とか言い出して、とてもきれいな崖に私たちを連れて行った。私も疲れ果てていたのだけれど、全員強制的にバンから降ろされた。崖は水面から6〜7メートルあって、こんな所からジャンプするなんて冗談じゃないと思っていたところ、我らがMr.ツアーリーダー様から「Come on, Yumiko! Jump!!」とのお達し。「やだやだ!もう乾いたタオルもないもん!」と言い返しても「そんなん関係ない!やってみろ!」と言ってみんなでYumikoコールをする始末。Julieも「私も一緒に飛んであげるからユミコやろう!」と言うので、決心することに。いざ崖縁に立つと本当に足がすくんだけれど、イギリス人のお調子者のSimonが例の如く得意気になって「3度目!」とか言いながら飛び込んでいるのを見て、私も何も考えずに思い切って崖からジャンプをした!うわー足が浮いてるよーーと思っていると、すごい勢いで水中にもぐっていった。気分は最高!夕暮れに輝く湖も、彼方に見える渓谷も、そびえる岩もすべて美しくて、ジャンプを成し遂げた途端、元気が出て最高に充実した気分になった。後に続いて、女の子たちも結構みんな挑戦して大騒ぎをして楽しかった。
その晩は、みんなでお酒を飲みまくって楽しんだ。遠い空で稲妻が見えたけれど、私たちの頭上は天の川がくっきりと見えるほどの満天の美しい星空が広がっていた。
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