鬼傀儡

    君は今、旅をしている
     君があのときに感じた想いを仲間たちに、
       人間たちに伝えるために。


能力値 <体力>5 活力:10 
<敏捷>霊力:28
<知覚>
<知力>業:46/108
<心力>宿業:50/80
<共感>


軽傷:□□□□□
重傷:□□□
致命:□□
死亡:


技能 神通力上級
格闘戦闘中級
白兵戦闘中級
傀儡術中級
事情通中級
芸事中級
【初級の技能4つ】(専門・一般問わず)


武器 武器名 武器修正 射率 射程 装填数
珠刀
+3
12 フル装填済み


所持品 珠10個 小道具一式 小判数枚


背景
君がいた里は人間に滅ぼされた。
そのとき君も瀕死の重傷を負い、命の灯火が消えるのも時間の問題だった。
血の臭いがたちこめる廃墟の中、体が浮き上がる感覚を感じたとき君は死を覚悟した。
君が目を覚ましたとき、君は適切な治療がなされて山小屋の中で寝かされていた。

「目が覚めたかの?」

突然かけられた声に君は声の主を探す。
そこにいたのは他でもない君の里を滅ぼした「人間」。
しかし、目の前の人間からは里を滅ぼした人間達から感じられたいやな感じは無かった。
初めは君も警戒していたが、傷の治療を受けていくうちにその警戒心も薄れていった。
君を助けた理由を聞いた時、その人間は微笑みながら言った。

「助けたかったから、助けた。それではだめかの?」

短い答えだったが、その言葉には多くの意味が含まれていた。君にはそれがよくわかる。
長老が言っていたことだけが全てではない。君はそのときに悟った。
このことを他の仲間に伝えたい。君は、そう思った。
だが、君達の使う「声」も遥かな過去と違い、今では限界がある。
旅をして、このことを伝えようにも、瀕死の重傷を負ったこの体は、近いうちに崩壊することが君にはわかっていた。
悩んだ末に君はある決心をする。
それは一つの賭け。「管理者」としての体を捨て、新たな体に己の意思の宿る「心珠」を移し変えること。
君はそのことを助けてくれた人間に頼んだ。
君が目を覚ましたとき、君は新たな体を得ていた。
幾星霜を経た木から削られた体を。
君は今、旅をしている。
君があのときに感じた想いを仲間たちに、人間たちに伝えるために。

因縁 
不幸(中級)里の消失
目的(上級)人と鬼が共に生きる道を探す


解説
鬼の体を捨て、傀儡の体にその心を宿した特殊な鬼です。
鬼法師と同じく、もしかしたら鬼法師よりも理想主義者かもしれません。
人間が鬼達に行っている仕打ちも知っています。
ですが、それが全てではないことを知っているだけ幸せと言えるでしょう。
鬼法師と同じくまず他のPCに対するスタンスを決める所からはじめましょう。
鬼と人間が共に生きていくことは決して不可能ではないことを、
君の仲間や人間に知らせていってください。

奇跡的に、鬼の体を捨てる前に持っていた神通力は全て使えます。



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