Jesse Camp &
The 8th Street Kidz 10:15pm
at Continental 3rd
Avenue & St.Marks Street
その晩は、予定では10:15pmに 始まる予定のJesseを、コンチネンタルで見て、CBGBでトリを勤めるヘラコプターに行く予定だった。早々と、家を出て、CBGBに行くと、NO
REENTER(再入場できません)のサインが出ている。おまけに既にキャパシティをこえてしまっているらしく、人が出ると、その人数を入れる、というので順番を待っている人が2ブロック先迄待っている。毎年、新学期になると、CMJ/大学生の為のミュージックフェスティバルがあり、かなりの数のおもしろそうなライブがめじろ押しだが、どこもかしこも普段は ライブハウスなど来た事のないような若者で ごった返している。(コンパのようなものか?)再入場のスタンプを押してもらってから、コンチに行こうと思っていたので、あてが外れてちょっと早めにコンチについてしまいました。
これから、Jesseの前のバンドが始まる準備を始めるところで、時間を持て余した私は、うろうろ。地下にあるトイレにいったところ、Jesseに遭遇!(ちゃんと、男の子用にはいってました。)’やあ!’と、いってくれたところで、めざといファンにつかまり、あっというまにどっと、ファンが集まり、写真&撮影会がはじまってしまった。’こんなところにいると、狭いし、よくないから!’っと、奥にある、楽屋のトビラをさっさと開けて、皆を中に引き入れてくれました。
楽屋には、セバスチャンバックが 奥さんのマリアさんと一緒に、応援に駆け付けてきてました。彼は車の運転が出来ないので マンハッタンに来る時にはバスか、奥さんにのっけてきてもらってます。('93にマイケルモンローがグランドというクラブで毎週月曜日に11回にわたり、ライブをしたのですが、やっぱり奥さんに運転してもらって、全部のライブに来ていました。)
ひとり、ひとりの名前を一生懸命覚えて、大切な友達に久しぶりに、会ったかのようになごむ、JesseとJesseのファン(平均年令15歳)なんだか心暖まる光景。ワタシにもこんな時期が会ったわ〜。なんて思ってちょっと、おセンチになってたら、見た事のある顔が入ってきたのです。それは、NOT
FAKINの時、マイケルのマネージャーをしていた、Charley&Linda夫妻でした。Jesse, Lindaさんの事をマムって呼んでました。
前にあったのが10年前だというのに、ちっともかわってない2人。しばしマイケルの近況&問題等、立ち話をしてしまいました。サムは、自分のバンドMad
Juanaの活動に専念する為、The 8th Street Kidzを抜けてしまいましたが、最初、彼等から連絡をもらい、バンドに加入したそうです。(サムから、聞きました。)どうりで、バックにBob(サウンド)とか、マイケルで知っている顔が入ると思ったらそういう事だったんですね。
余談になりますが、NOT FAKINの日本公演の後、マイケルは 大物ミュージシャンのツアーのサポートを やる話とか出ていたのですが、Judeさんが個人的にマネージャーをやりたがって、このマネージメントを離れたそうです。今の彼の近況,,, アメリカに十年もいたのに、アメリカでリリースしたアルバムは、NOT
FAKIN ITのみ。めだった活動、大きなツアーもせず、フィンランドに帰り。最近イギリスで マイケルシェンカー&グレンヒューズのサポートをする事になっていたが(しかも、3番手なのでチケットに名前すら載ってなかった!)それがキャンセルになり、かろうじて残ったツアーは
パブかクラブなどの小さい会場のみ,,, 小さいマネージメントながら、面倒見がよかったのであの時やめていなければ!とつねづね思っていたのです。Jesseを見るたびに、ハノイの頃のマイケルに感じが似ているので つい重ねてみてしまうのですが、今回ばかりはちょっと、ため息が出てしまいました。
Continentalは、3rd AvenueとSt.Marks Pl
(8th street)に あり、狭いながらもロケーションとしては イーストビレッジ一番。私の一番好きなローカルライブハウスである。入場料5〜7ドル位が、相場だけれど、観光客や年令層の高いロックファンも入るので、ドリンクの売り上げが良く、その分がバンドにバックするので、結構バンドにとっても あなどれない場所なのです。
アルバムのカバーの写真は、ほとんどSt.Marks Pl で撮られていると思います。St.Mark
Plにはパンク系のレコードショップ、ブティックがあり、またここから、St.Marks Plの東はじ、Tompkin Sq
Parkまで、家出してきたパンク/ホームレスキッズがたむろっています。他に行き場のないロックキッズも、日がなうろうろしています。'Teen
Idol'のJesseが、こんな小意気なバンド名を付けたのも、彼がティーンの代弁者だってことでしょうか?私もティーンの頃、家出までしなくても、学校や家庭に自分の居場所がないような気がして、外の世界に飛び出してしまいたい衝動に 駆られてたその頃に、.これがいまの自分の気持ちよ!って、思える存在..共感が出来るバンドにであいました。バンドとファンが一緒に歳をとっていく...Jesseには、そんな魔法めいたパワーがあるような気がするんです。
今日は混んでいるけど、ステージの前につめかけているのは、十代前半のいたいげな少年少女達。不思議に思うかもしれないけど、以外とアメリカは規制が厳しく、21歳以下はお酒もたばこも飲んじゃいけません。なので、お酒のでるライブハウス、クラブなども入場できない場所が多いのです。良く見ると保護者付き。マダムX(ヴィクセン)のロキシーみたいなお母さん、まだまだ娘に負けてません。ブロンディーや、'80'sの懐かしめの曲が、かかっていたのですが意外な事にJesseのファン歌いながら踊って盛り上がっていました。大好きなミュージシャンの お気に入りのレコードを、そっと買ってきた事ありませんか? どんな想いで彼がこの音楽を聞いていたのか、もしかしたら、今、私と同じ様にこのレコードかけているかも知れないなんて、胸をときめかせた事、あるでしょう?ブロンディのダーリンーーー女の子が好きな彼が彼女と一緒のところに会ってしまうという歌。マンハッタンのローアーイーストサイドが舞台なので、そんな事考えていたら...
フェイクファーのモコモコのコート、マラボーで出来た帽子、1920年代コットンハウスのようないでたちで、Jesseステージに登場!
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