Inter Communcation Internet Edition インターネット上で公開されているその雑誌の一部、そのPDF版だけをとりあえず読んだ。本誌のほうは一回も読んだことがないのだが留学している身には非常にありがたい。インターネットでこの雑誌の内容をはじめて知った。このようなものが宣伝形式以上にどの雑誌もなっていくと本当の出版のほうはどうなっていくのかと感じる。とりあえずリンクとかがなく純粋に本のコピーに近い形式をとっているのが心地よかった。内容はICCレビューという展覧会の感想の欄と、インタビュー記事、それと少しばかりの寄稿がPDFで公開されている。全般に面白い記事が多かったので面白くなかった記事だけを紹介しておく。 ボードリアルへのインタビュー。与謝野史子のインタビューが下手だ。女子の悪いところが全部出た感じだ。Slavoj ZIZEKの寄稿。まったく意味がわからん。ICCレビュー全般。インスタレーション全盛期ということはよくわかった。相互作用する作品が多いこと、映像、音両方扱ったつまりコラボレーションする作品が多いこと。最近よく聞く言葉のオンパレードだ。今までのアートを持つイメージを変えるという意味があるのだろうが、おかげで電気館や見世物小屋の展示物作りがアートと呼ばれるまでになった気がする。プロデューサーは興業師。キッチュという言葉があるけど半年経ったら全部その言葉で片付けられそう。流行って恐ろしい。興業とか電気館だったら大好きで、喜んで見に行くんだけどな。 23Dec1998 http://www.ntticc.or.jp/pub/ic_mag/ic_index_j.html |