`98年10月31日、11月1日の両日、和歌山県は花園村に於いて第十七回ブリティッシュ・ラン(英車の集ひ)は行われました。私は初参加だったのですが、常連の皆さんに暖かく迎えられ、本当に楽しい2日間をおくることが出来ました。
初めてみるマシンも多く、非常に興味深い集いでした。資料用に写真を撮ってきましたのでいくつか紹介します。
※ここにある写真は、全ての所有者の了承を得たわけではありません。よって画像の二次使用は一切お断りします。また、公開差し止めなどのお知らせはメールにてお願いします。
BSAのバイクの写真です。左からDB34、ZB系2台、C15だと思われます。ZB系はDB系の先祖で、シリンダー部のプッシュロッドトンネル部が露出しているのが特徴です。
こちらはトライアンフです。手前からT140シルバージュビリー、T120C(T120→T120C仕様?)、T100R、T120R、T140レーサーでしょうか。各年式で違うフロント部や外装などが比較できます。
トライアンフの3TA 21(twenty-one)です。バスタブスタイルが有名ですが、このマシンのようにサンダーバードスタイルもかっこいいですね。350ツインですが、排気音は今のバイクとは比べ物にならないくらいの重低音です。
こちらはバスタブスタイルの650サンダーバードでしょうか。独特のサイドカバー形状は、雨の多いイギリスならではといった造形です。
非常にかわいらしいスタイルのタイガーカブです。200ccシングルエンジンはトコトコッと走ります。当時は実用に使われる事も多かった、トライアンフの最小モデルです。
T140改レーサーです。これは公道走行不可なので、トランスポーターに積まれての参加です。あまりの格好良さにしばし見とれていました。
SRカスタムに乗る人なら一度は名前を聞いたことがあると思います。ゴールドスターDBD34です。ほぼノーマルの状態で、キャブレターはアマルGPでした。スロー系の設定がないレース専用キャブです。(!)
こちらは別のDBD34です。アマル・コンセントリックマ−ク2キャブにボイヤーのフルトラキット、社外品のオルタネーター等で改良してあります。街乗りに合わせてミッションを組み直したそうですが、それでも1速で90Km/h(!)出るそうです。
これは60年代後半のBSA STAR650です。ライトニングのワンキャブモデルで、スタイルはライトニングとほぼ同じです。クランクケースは、英車としては珍しくほぼ左右対称です。
こちらもかわいいバンタムです。エンジンはDKWの125を参考としていますが、クランクケース内は左右反転して右チェンジとなるようにアレンジしています。
これはAJSのマシンですが、モデルは分かりません。(ゴメンナサイ)無骨なスタイルが特徴的です。
これは写真を見てもらえればすぐ分かるでしょう。アリエルのスクエアフォアです。排気音は独特で、自動車のような歯切れのいい連続音がします。
これはヴェロセットです。多分、OHCシングルだと思いますが、詳しくは分かりませんでした。(ゴメンナサイ)
これもヴェロセットです。こちらはガーターフォークの戦前型でしょうか。こちらは間違いなくOHCシングルですね。
これは世にも珍しい、MVアグスタ750Sと、シーリィコマンドのツーショットです。実際に走っているアグスタは、この時に初めて見ました。以外と大きく、迫力がありました。また、シーリィノートンとはシーリィのスペシャルフレームにノートンコマンドのエンジンを積んだ物。240Km/hは出るという、高性能車だそうです。(!)
ここで紹介したのは参加車の一部です。また、画像はサーバーの容量もあって小さいです。本当は大きくしたかったのですが、これでお許し下さいね。