絶対できる六畳間和室築20年ホームシアタールーム

 自分の部屋が映画館だったら・・・。映画好きなら多分一回ぐらいはそんなことを想像するかもしれないですね。

 お金がどれだけ必要なのか、そこです。ちなみに自分は大掛かりな部屋の改装と、機材で数百万・・・なんて思ってました。ところが大きなかん違い。もっとこじんまり始められるんです。

必要な機材をざっと上げます。

  ・ビデオデッキ(これが無い方はいないですよね?きっとパソコンよりは先に買ってますよね。)

  ・プロジェクターとスクリーン

  ・AVアンプと五個のスピーカー(最初はプロシ゜ェクターとビデオだけでもいいですよ。)

  ・暗くできる部屋(どんなにせまくても古い部屋でも出来る。改装だってしなくていいんです。)

とりあえずこれぐらい。要するに大出費なのは映すものと、音を出すものの二つの柱です。

 

ビデオデッキ
 
今あるやつでいいんです。不満が出れば買いかえれば。テレビじゃなくてプロジェクターの場合はテレビ番組を映すためのチューナーとしても使います。また、LDやDVDプレーヤーだって最近安いですから、付け足してもいいですね。

プロジェクターとスクリーン
 テレビは大きくないと映画館の雰囲気は出ません。ワイドで36インチという手もありますがせっかく映画館の雰囲気を味わいたいならお勧めは液晶式のプロシ゜ェクターです。それと、スクリーン。既製品のスクリーンでなくても、白い壁でも代用可。自分で紙で作っても良い。東急ハンズの紙のコーナーでキャンバスペーパーと指定してください。ざらざらしてるやつです。これがスクリーンにもってこい。つなぎ目は意外に気になりません。スクリーンって結構高いので自作がお勧め。四〜五万、もっと高いのもありますからね。自作なら千円もあれば百インチのスクリーン完成。

AVアンプと五個のスピーカー
 
AVアンプとは音が立体に部屋に広がるようにするとともにあらゆる方向の音の移動感を再現することの出来るアンプです。普通に左右二個のスピーカーにプラスして後ろからの音や反響音を受け持つ後ろ側二個のスピーカー、そして、セリフを主に担当するセンタースピーカが必要です。その他に低い迫力のある音(地響きとか)を専門に受け持つサブウーハーがあります。最近は普通の二個のスピーカーだけで立体音響になる製品もあり、そういうものでも納得して選べば良いでしょう。立体音響で一番スタンダードになりつつあるものはドルビーデジタルです。これを再生できるアンプとDVD、LDプレーヤーが組み合わさったとき、本当の映画館と同じ音に近づくんです。ドルビープロロジックというのもありますが、これも十分な効果がえられます。AVアンプの老舗ヤマハは普通のテレビの音まで立体的にする機能を持ってるアンプなのでいっそう楽しくなります。DVDやLDが最初にそろえられない人はこの機能があるとテレビやレンタルビデオでも立体的な音で十分楽しめます。野球中継は臨場感がすごい。普通のオーディオ用の立体音響機能もあり、教会モード(風呂場のように響きます。)やコンサートモードなど。これがあるとないとではずいぶん違います。
たとえばこんなのも。五つのスピーカとサブウーハーがセットの商品。(BOSE社)

部屋
 
これが問題だと思っている人が非常に多い。べつに何の改造も要りません。マニアになれば色々気になるのですが、最初はゼロからやっても大丈夫。あえていえば部屋が暗く出来ないとだめ。でもたいてい見るのは夜だと思うので、黒い遮光カーテンも要らないでしょう。いざとなったら雨戸で代用。そして問題の広さですが、4.5畳でも理論上は大丈夫。6畳あれば十分。でもひとつだけ気をつけなければならないのは画面の大きさに対してスクリーンとプロジェクターをどのぐらい離さなければならないかが機種によって決まっているということです。機種によってまちまちですがこれを良く調べておかないと自分の部屋で希望の大きさの画面に出来なくなってしまいます。ふすまをぶち抜いてプロジェクターの投影距離を稼ぐつわものもいるとか。
 都会のワンルームでも十分出来ます。我が家の部屋を紹介したコーナーも参考にしてくださいね。