矢野一美ワンマンライブ(96/11/24)鶴見T-TOPS


第1部

 ファンにとっては待ちに待った矢野一美ちゃんのワンマンライブが11月24日に鶴見Club T-Topsで行われました。私が駆けつけたときには既にたくさんのファンが会場に入っていました(開場時間前に来いよ(^_^;))。1回目は午後1時半から。

・ムーンライト伝説
・乙女のポリシー

 最初の2曲は、「セーラームーン」関係ですが、一美ちゃんにとって「ミス・セーラームーン」というのも一つの出発点ですから、冒頭に持ってきたのは理解できる選択です。やはり初めてのワンマンライブの冒頭ということで、ちょっと緊張していたのは、客席から見てもわかりますね。これは仕方がないでしょう。1部前半の衣装はピンクのドレスでした。

 最初のMCは挨拶という感じかな。この日が「長い一日になるのか、短い一日になるのか、終わってみないとわからない」とも言っていました。

・Happy Birthday - 素敵な一日

 最近誰かの誕生日ということで歌うことが多い一美ちゃん自作のこの曲、先日もかんなちゃんの誕生日ということで、歌ったのですが、かんなちゃんやのんのん(水野奈央子ちゃん)も口ずさんでくれて、うれしかった。作って良かったと思ったそうです。この日もファンのひとりの誕生日だったようです。
 映画の話題を少し。『Love Letter』『耳をすませば』を見たそうです。「みなさんはイベントが忙しいから映画を見ている暇あまりないのかな」とも言っていた。『耳をすませば』から次に曲紹介に移るわけだけど、『制服宣言』はSKiを蹴って来てくれた人へのサービスかな。「今ごろゆっきぃも頑張っているだろうなぁ」と一美ちゃん。

・カントリーロード
・制服宣言

 『カントリーロード』、一美ちゃんの澄んだ高音が耳に残ります。『制服宣言』の方はどうなんでしょうね。ピンクのドレスでこの歌を歌うのは新鮮と言うべきなのか、違和感があると言うべきなのか(^_^;)。

 次のMCでは、先頃出たミニコミ『kazu-beau』を持ってきて話していました。

・KARAKURI少女

 結果としてこの曲が、前半の最後の曲となるわけで、盛り上がる曲で締めたわけですね。

 ここで一美ちゃんが童話を読んでくれるということでした。三択だそうですが、一美ちゃんが上げた選択肢は全部「赤ずきん」だったようです(^_^;)。会場からは4番という声。「4番も『赤ずきん』です」と一美ちゃん。というわけで「赤ずきん」の朗読はテープで流していて、実は着替えタイムだったのですね。

★★★

 「赤ずきん」朗読のテープがちょっと長かったせいかな。テープの後半の方では、着替えが終わった一美ちゃんが出てきて、ステージの段差のところに腰をかけていました。衣装は赤が基調。ラヴカニーズの女の子(背の高い方の人)が作ってくれたそうです。なんでもチューリップをイメージしたものだそうです。メドレーというのを一度歌ってみたかったということで、1部では『童謡メドレー』、2部では『アニメメドレー』を歌うと告知していました。

【童謡メドレー】 『赤とんぼ』 『浜辺の歌』 『大きな古時計』 『山の音楽家』 『森のくまさん』

   童謡を歌うあたりも一美ちゃんらしいところといえば言えるかな。まあ、『森のくまさん』あたりは中嶋美智代ちゃんもアルバムに入れてますからね。続くMCでは、一美ちゃんの本『kazu-beau』を持ってきて、以前のイベントを振り返ってました。八景島から始まった一美ちゃんのイベント。それに続くシャンテでのDJでは、「外を見てもカメラのレンズばかりでこわかった」とのこと。カメラのレンズがたこの足みたいだったというたとえは何か一美ちゃんらしいかな(^_^;)。

・EQUAL ロマンス
・もう泣かないで

 さて後半も佳境には入ってきて、客席の盛り上がりの方もなかなかです。なんでも『もう泣かないで』は思い出の曲なのだそうです。初めて買ったCDでもあり、南少のオーディションの時に歌った曲でもあるそうです。
 で、ここでクイズ。「初めてのオリジナル曲」の題名だけなら、すぐわかりますね。おまけにこの日はMCのなかでも折々クイズのキーワードを言っていましたからね。でもその振りをやるというのが問題でした。回答者は2名で、ステージ上で、『Kissの予感』の振りをやり、賞品をもらっていました。

・Kissの予感
・Dokka行こうよ

 このあたりはおなじみの一美ちゃんのオリジナル曲なので、ファンの方も心得たもので、いつものように盛り上がっていました。そしてオリジナル曲の中では最新の曲をラストに持ってきたようですね。

・国語・数学・理科・恋愛

 というわけで1部も盛り上がりのうちに終了しました。一美ちゃんも最初こそ緊張していたものの、少しずつ普段の歌唱に戻っていきました。


第2部

 2回目のステージは、午後4時半から。今回は『Kissの予感』からのスタート。衣装は青いドレスでした。

・Kissの予感

 2回目のステージの冒頭を飾るのは、一美ちゃんの最初のオリジナル曲である『Kissの予感』。この選曲もなるほどと思わせるものですね。やはり一美ちゃんの原点といえる曲ですからね。次の曲の紹介の中では、『微風』の振りを「カクカク踊り」と言っている人もいるという『kazu-beau』の記述に触れて、「オルゴール人形をイメージしているんですけど」と言っていました。

・Shoot
・微風
・ひなげし

 自作の『Shoot』も含め、この3曲は割と聴かせる曲だったかな。中嶋美智代の歌を歌う機会はあまりないかもしれませんが、もっと聴いてみたい気がしました。続くMCでは以前のアンケートによる、一美ちゃんのオリジナル曲の人気順位を発表していました。1位は『Dokka行こうよ』だったそうです。ちなみに2位は『Kissの予感』3位は『KARAKURI少女』4位は『Happy Birthday』5位は『Shoot』だったそうです。で、その1位の曲です。

・Dokka行こうよ

 オリジナル曲人気1位に続いてはカバー曲の1位ということで、『Saturday Night』。ちなみに2位は『もっと愛しあいましょ』3位は『なんてったってアイドル』4位は『草原のマルコ』5位は同票で『ムーンライト伝説』と『もう泣かないで』だったそうです。

・Saturday Night

 クリスマスに関するMCに続いては、1部で予告した通り、『アニメメドレー』です。

【アニメメドレー】 『草原のマルコ』(母をたずねて三千里)〜(アンパンマン)〜(ドラえもん)〜『ラムのラブソング』(うる星やつら)〜(魔法のプリンセス ミンキーモモ)〜『デリケートに好きして』(魔法の天使 クリィミーマミ)

 1部のときのアンケートに書いてもらった質問に答えていました。「勉強してますか?」なんて質問もあったようですが、「どうして前髪を切ったのですか?」というのがありましたね。なんでも「失恋したから」だそうですが、って、いったい誰に?「衣装を作ったら福沢諭吉さんが何枚も飛んで行ってしまった」そうで、福沢諭吉さんに失恋したとか(^_^;)。

 このあとは、着替えタイムということで、その間テープによる、一美ちゃんのお手紙朗読が流されました。やはり初めてのワンマンライブということで、今までの思い出を回想する内容もありました。

★★★

さて、それが終わると一美ちゃんの登場ですが、今回も後半の衣装は赤いチューリップをイメージした衣装でした。

・なんてったってアイドル

 次の曲紹介は手話を交えてやっていました。

・碧いうさぎ
・もっと愛しあいましょ

 曲紹介だけでなく、『碧いうさぎ』は手話付きです。この曲はファンの評判も良かったようで、なかなか感動的な歌唱でした。『もっと愛しあいましょ』の方は前の曲から一転して盛り上がっていました。そしてここでクイズ。この日は1部も2部もMCの途中で、キーワードを少しずつ出しているので、曲名はすぐわかるのですが、「昨年の11月、国士舘大学で初めて歌った曲」ということでした。ただ問題はステージ上でその曲を歌うということ。一美ちゃんのホームページも作っているえらい人が答えていました(^_^;)。

・もう泣かないで

 もちろんこの辺からの会場のファンの盛り上がりはすごいですね。次はいよいよ最後ですが、会場のファンは「え〜!」って感じです。まあ、始まりのあるものには終わりがありますので仕方がないですが、ファンの心理としては当然でしょう。

・国語・数学・理科・恋愛
・KARAKURI少女

 最後の2曲だけあってファンの盛り上がりはすごいです。まあ、私も跳んでいましたが(^_^;)。中には最前で写真を撮っていたのに、このあたりで、客席後方まで跳びにやってきた人もいたくらいですから(^_^;)。この2曲は一美ちゃんらしい独特の振りですが、歌唱の方もしっかりしていて、きちんと締めくくっていました。で、ファンの声援に応えてアンコール。

・Dokka行こうよ

 当然盛り上がりの家に終了しました。初めてのワンマンライブで、しかも1日のうちに2回のステージをこなしたわけだから、大変だったと思うけど、一美ちゃんのステージはファンの期待を裏切らないものでした。一美ちゃんにとってもファンにとってもいい思い出になったんじゃないかな。これを一つの足場に、伸びていってほしいものですね。


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